ラティーナ|2018年10月号

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[2018.10]特集:音楽とラジオとエッセイと 〜浮かびかけて消えたいくつもの夢

文●福嶋伸洋  最初に世界に出会った記憶は、物心がつくのが遅かったぼくの場合、3、4歳くらいのときのものではないかと思う。80年代の初めで、まだ家具が少なかった、どの部屋も絨毯敷きだった家のなかに、アナログレコードのプレーヤーと一対のスピーカーがあって、それで一度か二度は音楽を聴い…