ラティーナ|2018年8月号

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[2018.08]ブラジルフィールドワーク #03 ファヴェーラ ボランティア時代…

文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO  私のブラジルとの付き合いは1992年から2年ちょっとの間、サンパウロ市郊外のファヴェーラに住み込んで働いた時から始まる。ボランティア時代は、しばしば日本からの見学者を案内した。そうこうするうちに、だんだんうんざり思えてきた…

[2018.08]島々百景 #30 南大東島

文と写真:宮沢和史  この連載の二回目で南大東島のことを取り上げた。その時は琉球弧の沖縄本島、宮古、八重山の民謡を記録しアーカイブ化するプロジェクトで来島した時のことを書いた。録音エンジニアの東江厚史氏とともに初来島し、内里美香、ボロジノ娘、大東人、等の歌を録音させていただいた。…

[2018.08]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第7回 酔いどれたち(ロ…

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA  タンゴの名歌曲の中には、一度発表されたのちに、別の詩人によって新たな詩がつき広く知られるようになった曲がいくつかある。現在もさかんに演奏され、歌われている名曲「ロス・マレアドス」(酔いどれたち)もそうしたタンゴの一つである。 Roberto Diaz…

[2018.08]風を奏でる音楽家のダイアリー #13 音楽の世界における女性の存…

文●ジョアナ・ケイロス  私の音楽人生における青春時代、常に女性も男性も同等に入り混じっていたグループに所属する幸運に恵まれた。一番長く属したイチベレ・オルケストラ・ファミリアも、人数構成はいつも自然とバランスがとれていた。だから、私にとって女性がこの世界で活躍することは「普通」…

[2018.08]【連載 それでもセーヌは流れる 115】美しきアレンジャー

文●向風三郎 レミ・フーテル&ジュリアン・ヴュイエ共著 「ジャン=クロード・ヴァニエ ー アレンジャー中のアレンジャー」  この5月7日、表現的で厚みのある声と類稀な歌唱力で知られたベルギー出身の女性歌手モーランヌが57歳で亡くなった時、その追悼でラジオやテレビが最も流した代表曲は199…

[2018.08]【連載 TÚ SOLO TÚ #220】キューバから自由の国、米国へと亡命してきた 才…

文●岡本郁生 「キューバの貧困の中に生まれ、政府によって抑圧され、彼はその才能を世界と共有するためにすべてを危険にさらしました。ここ数十年間、この素晴らしいトランペッター/ピアニスト/コンポーザーは、世界中の観客たちを刺激し続け、若い世代の偉大な演奏家たちを目覚めさせてきたので…

[2018.08]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #14 『ルイス・カロ』

文●フアン・フェルミン・フェラリス  音楽家、文筆家、俳優、曲芸師、詩人、商人、これらすべてがルイス・カロを定義できるものです。ですがより当てはまるのが労動者という言葉です。そして全ての労働者の様に未来の方へ目を向け、夢想家へ変わり、日常の観察者、労働者の詩人になりました。その人…