WEB版創刊! 2020年10月

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[2020.10]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ③】甘い誘惑、苦い過去
―北マリアナ諸島のサトウキビ・プランテーションの盛衰と音楽―

[2020.10]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ③】甘い誘惑、苦い過去 ―北マリアナ諸島のサトウキビ・プランテーションの盛衰と音楽―

文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授)  トマト、ジャガイモ、トウガラシなど、私たちの生活にもなじみ深い農産物の多くが意外にも南米原産で、大航海時代以降世界中に広まったことが知られていますよね。サトウキビの世界生産量トップは、ブラジル。だからそれも南米原産だと思いきや、およそ8,000年前サッカラン・オフィシナルム Saccharum officinarumという栽培品種が生まれたのは、太平洋諸島・パプアニューギニア。そこからインド東部、中東、地中海、ヨーロッパ、中国へと広

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