世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.03]世界を席巻するラテン音楽パワー

[2020.03]世界を席巻するラテン音楽パワー

文●岡本郁生 text by IKUO OKAMOTO  毎年全米で1億人が見るというナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウル。去る2月2日に行われた「第54回スーパーボウル」のハーフタイム・ショウは、現在の米国社会の現実を如実に反映した内容であった。メイン出演者はシャキーラとジェニファー・ロペス(以下、J.LO)というラテン・ディーヴァふたり。力強くヴァイタルなそのパフォーマンスは、米国はじめ世界を席巻しているラテン音楽のパワーを象徴するものであり、同時

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[2019.11]【連載 TÚ SOLO TÚ #234】 カロル・G
現在のレゲトン界のスターたち

[2019.11]【連載 TÚ SOLO TÚ #234】 カロル・G 現在のレゲトン界のスターたち

文●岡本郁生  20回目を迎えた「ラテン・グラミー」の授賞式が11月14日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催される。第1回は2000年だ。その前年にリッキー・マーティン、ジェニファー・ロペス、エンリケ・イグレシアス、サンタナが立て続けに全米ナンバーワンを獲得するなどラテン音楽がまさに大ブレークし、米国内でその勢いが無視できない一大勢力になってきたことの影響もあったと思うが、当時を思い返してみると、多くの歓迎の声が聞かれる一方で、ウィリー・コロンは、ラテン

[2019.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #225】レゲトンというリズムが核となり、多彩なつながりを見せた
2018年のラテン音楽シーン

[2019.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #225】レゲトンというリズムが核となり、多彩なつながりを見せた 2018年のラテン音楽シーン

文●岡本郁生  2017年はルイス・フォンシとダディ・ヤンキーの特大ヒット「デスパシート」に明け暮れたが、18年はなんといっても、カミラ・カベジョとともに明けたといえる。  1997年ハバナ生まれで6歳のとき家族とともにマイアミに亡命。テレビのオーディション番組から誕生した5人組ガール・グループ、フィフス・ハーモニーのメンバーとして13年にデビューしたカベジョ。2枚のアルバムを発表して脱退すると17年、ソロとしてまずは映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』のサント

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[2020.04]【連載 TÚ SOLO TÚ 239】 快進撃止まらない バッド・バニー 〜社会問題にも向き合う若きアーティスト〜

[2020.04]【連載 TÚ SOLO TÚ 239】 快進撃止まらない バッド・バニー 〜社会問題にも向き合う若きアーティスト〜

文●岡本郁生  殺されたのはアレクサで、〝スカートをはいた男〟なんかじゃない(MATARON a ALEXA, No a Un Hombre Con Falda)  去る2月28日、ジミー・ファロンが司会をつとめる人気番組「ザ・トゥナイト・ショウ」に登場したバッド・バニーは、ニュー・アルバム『YHLQMDLG』を翌日にリリースすることを電撃発表したあと、パナマのレゲトン歌手セチを迎えて新譜からの「イグノランテス」を生演奏で披露した。4人のバンドでの人力レゲトン演奏をバック