世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜ブラジルのクィア・アーティスト

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜ブラジルのクィア・アーティスト

文●宮下ケレコン えりか texto por ERIKA MIYASHITA KELECOM 近年、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、それぞれの英語の頭文字からとったセクシャルマイノリティの総称)のアーティストによる表現が盛んになってきました。中南米での動きも活発です。今回は、ブラジルのクィア・アーティストたちの音楽シーンと、LGBTをテーマにしたブラジルとチリの映画を紹介します。 ◆

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜ブラジルのクィア・アーティスト・ムーブメントを知るための10枚

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜ブラジルのクィア・アーティスト・ムーブメントを知るための10枚

文●宮下ケレコン えりか texto por ERIKA MIYASHITA KELECOM LINIKER『Remonta』(2016年) リニケルを一躍有名にした②「Zero」に、⑤「Tua」や③「Caeu」などリニケルを知るために欠かせないナンバーがずらり13曲。デビュー作でありながら完成度が高く、聞き応え十分の一枚。音楽面でもLGBTに関する発言においても刺激を受ける存在だというトゥリッパ・ルイスやターシア・ヘイス、アス・バイーアス・イ・ア・コジーニャ・ミネイラが

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜『彼の見つめる先に』劇場公開直前、監督インタビュー

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜『彼の見つめる先に』劇場公開直前、監督インタビュー

文●宮下ケレコン えりか texto por ERIKA MIYASHITA KELECOM  映画『彼の見つめる先に』が、遂に日本でも劇場公開される。2014年に制作された本作は、第64回ベルリン国際映画祭で「国際批評家連盟賞」と「テディ賞」を受賞。日本では、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014で「脚本賞」を受賞した。  目の見えない主人公レオと幼なじみのジョヴァンナ、転校生のガブリエルの3人が一緒に過ごす、きらきらとしたティーンエージャーの日々が描かれる。来月の公

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜『ナチュラル・ウーマン』

[2018.03]LGBT × BRASIL & CHILE 〜『ナチュラル・ウーマン』

文●圷 滋夫 texto por SHIGEO AKUTSU  チリのセバスティアン・レリオ監督の最新作「ナチュラル・ウーマン」は、ウェイトレスをしながらクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナが、恋人の死をきっかけにトラブルに巻き込まれ様々な困難に立ち向かう姿を、南米らしいマジック・リアリズム的手法を交えながら描いている。目撃者のいない事故死への嫌疑、トランスジェンダーに対する偏見と差別、そしてその存在そのものの社会的な脆さなどが浮き彫りになるが、最愛の人を失った悲