文●宇戸裕紀
Text by Hironori Uto
タンゴ界では異質な存在かもしれない。メンバーの国籍は5つ。日本からはピアノの大長志野を始め、バンドネオンのハネル・イェオン(韓国)、バイオリンのマリアナ・アタマス(ウクライナ)、バンドネオン&指揮シンディ・アルチャ(チリ)、歌手デニス・シアマ…
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[2014.12]永遠の《リズムの王様》フアン・ダリエンソ研究〈上〉
文●ガブリエル・ソリア/翻訳●鈴木多依子
texto por GABRIEL SORIA / traducción por TAEKO SUZUKI
▲初期のオルケスタ(1928~1939)
30年代以降におけるフアン・ダリエンソは、タンゴ界において紛れもなく重要な存在だった。彼への評価は演奏家としてではなく、唯一無二のスタイルを指揮する…
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[2015.1]永遠の《リズムの王様》フアン・ダリエンソ研究〈下〉
文●ガブリエル・ソリア/翻訳●鈴木多依子texto por GABRIEL SORIA / traducción por TAEKO SUZUKI
ある年の12月14日
フアンがこの世にやってきた
広い心とセンチメンタルな
バイオリンを携えて
あなたの音楽はタンゴに輝きを与え
この街のアイドルとなったあなたを
人は「リズムの王様」…
文●坂本悠
Text by Yu Sakamoto
アルゼンチンで生まれ、ニューヨークで活動するジェーピー・ジョフレ、フィンランドで生まれ現在はオランダを拠点にするヴィッレ・ヒルトゥラ、そしてアジアを中心に活動する日本の小松亮太。それぞれの国を代表して活躍する3人のバンドネオン奏者が10月のある日、…
文●坂本悠
Text By Yu Sakamoto
先月号の対談ではそれぞれの地域のタンゴの特性や、タンゴの音楽とダンスの共存を中心に語ってくれた。対談後半では現在、3人が考える現代のタンゴ界が抱える問題に話が及ぶ。世界をまたにかけて活動する彼らの目にはどのように映り、感じ、そして考えているのだろ…
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[2020.09]創刊記念特別インタビュー:グスタボ・サンタオラージャ
文●フアンホ・カルモナ Text by Juanjo Carmona
グスタボ・サンタオラージャ(GUSTAVO SANTAOLALLA)
オスカーを2度受賞したアルゼンチンの音楽家、プロデューサーで、現代アルゼンチン音楽の最重要人物。1951年ブエノスアイレス生まれ。70年にアルコイリスのリーダーとしてデビュー。アンデスフ…