世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[1995.09]MPBアコースティック現象の鍵を握り、世界を股にかける充実のチェリスト ─ ジャキス・モレレンバウム

[1995.09]MPBアコースティック現象の鍵を握り、世界を股にかける充実のチェリスト ─ ジャキス・モレレンバウム

文●エイトール・アラウージョ texto por HEITOR T.DE ARAUJO 《翻訳●国安真奈》  MPB (ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)では、90年代の初めから、これまでなかった音色が使われ始めていることにお気づきの読者は多いだろう。例えば91年、カエターノ・ヴェローゾがリリースしたアルバム『シルクラドー」。カエターノ流実験的音楽詩とも呼べるこの作品は、それまでのMPBの音の通念からかけ離れたものだったが、この音の創造に大きく貢献したのが、坂本龍一の

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[2021.05]クラシックとなった名曲「Chão de estrelas」を紹介【ブラジル音楽の365曲】[5/17〜5/23]

[2021.05]クラシックとなった名曲「Chão de estrelas」を紹介【ブラジル音楽の365曲】[5/17〜5/23]

面白くてタメになる1日5分の音楽鑑賞「ブラジル音楽の365曲」[5/17〜5/23] 文:花田勝暁(編集部)  2021年3月1日から「ブラジル音楽の365曲」をスタート。  ブラジル音楽やブラジル文化についての情報を盛り込んで、面白くてタメになる1日5分の音楽鑑賞の場を提供できたらと思っています。毎日更新で、この投稿から12週間目に入ります。  平日は、毎日午前中の更新を予定しています。休日分は、遅い時間のこともあるかもしれませんが、ご容赦ください。 先週の分↓ 5

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[2021.04]日本のラテンシーンを作ってきた人たち〜ブラジル音楽編《特別編》〜

[2021.04]日本のラテンシーンを作ってきた人たち〜ブラジル音楽編《特別編》〜

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  本エントリーは、5/5(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  「日本のラテンシーンを作ってきた人たち~ブラジル音楽編」を2回にわたって書きながら、脳内を駆け巡っていたことがある。時代と共に、ブラジルと日本の音楽家同士の交流を通じ、いわゆる "ブラジル音楽" の枠に収まりきらない、シンプルに "音楽" と呼べるものが増えてきた。ブラジルの音楽家の録音に、ブラジル音楽の専門家

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[2021.03]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑧】「三文オペラ」が生まれたドイツ黄金の20年代
〜ベルトルト・ブレヒト、クルト・ヴァイルの傑作

[2021.03]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑧】「三文オペラ」が生まれたドイツ黄金の20年代 〜ベルトルト・ブレヒト、クルト・ヴァイルの傑作

文●加藤登紀子  歴史の中で記憶されなければならない、ひとつの日付けがあります。それは1933年2月28日、ヒトラーがドイツ文化の息の根を止めた日。  その日が来るまでの流れは、こうです。  1933年1月30日ヒトラー内閣発足、2日後に議会が解散され、3月5日が総選挙と決められました。2月27日の深夜、何者かが国会に火をつけ炎上。首相ヒトラーと警察権力を握ったゲーリングが共産主義者の犯行と断定。28日、共産党員などを法的手続きなしで逮捕できる大統領令を、ヒンデンブルグ大統

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[2021.01]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑥】100年前の日本〜Peopleの時代の始まり!

[2021.01]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑥】100年前の日本〜Peopleの時代の始まり!

文●加藤登紀子   新型コロナに揺さぶられた2020年が終わり、新しい年の始まり! 「悪いことは、いいことのために起こる」と言う言葉もあるそうなので、何とか去年の経験を明るい物語に変えるような年にしたいと願って、今回のテーマを「100年前の日本〜Peopleの時代の始まり」とした。  去年、コロナ禍で時ならず100年前のスペイン風邪のことが話題になり、劇作家の島村抱月が1918年(大正7年)11月5日スペイン風邪で亡くなり、その翌年、恋人だった女優の松井須磨子が1月5日の

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