世界の音楽情報誌「ラティーナ」

【追悼】[1981.04]極私的チック・コリア論

〜日本を襲うラテン、スパニッシュ・フュージョンの中で、どんな個人的体験が可能だろうか? 文●池上 比沙之 texto por Hisashi Ikegami ピアニスト/作編曲家のチック・コリアがほかの星に行ってしまった。 公式サイトに寄せられたチックの言葉を読むと、すでに旅立ちを予感していたようで、彼らし…

[2018.07]STEFANO BOLLANI 〜濱瀬元彦が傑作『Que Bom…

インタビュー●濱瀬元彦 interview by MOTOHIKO HAMASE  ジャズ・ベーシストで、『チャーリー・ パーカーの技法 インプロヴィゼーションの構造分析』をはじめとした音楽理論に関する著作も多い濱瀬元彦氏にステファノ・ボラーニへのメール・インタビューをお願いした。  ステファノ・ボラーニは、…

[2020.08]タンディ・ントゥリ|南アフリカ共和国【特集:世界の音楽家は新型コロナ後…

タンディ・ントゥリ●プロフィール  南アフリカのピアニスト/シンガー/プロデューサー。ケープタウンの大学でKyle Shepherd、Shane Cooper、Bokani Dyerらの現代南アジャズ黄金世代と共に学び、クラッシックからやがて即興演奏へとのめり込み、ジャズの道へと進む。映画監督のSpike Leeの目に留まり…

[2017.03]レアンドロ・カブラルのクラシカルなカーニヴァル

サンバやイジェシャーのようなパーカッショナルなリズムに最小限のアレンジを施す……。最新作では意を突くアプローチで“沈黙”を切り取って魅せたレアンドロ・カブラル。ブラジルのインストゥルメンタル新世代において傑出した道を歩む若きサンパウロ出身のピアニストに訊く。 文●ヂエゴ・ムニス/…

[2019.05]通算25作目のアルバムは エキサイティングなビックバンド ミシェル・カミーロ

文●山本幸洋 text by TAKAHIRO YAMAMOTO  躍動するピアニスト:ミシェル・カミーロの新作『エッセンス』が日本先行発売(4月24日、US発売は6月7日)される。しかもボーナス・トラックもついているというニッポン・プレミアムだ。通算25枚目という節目の記念作にミシェルはゴージャスにビッグ・バ…

[2018.09]『TUQTI』から始まる 新しいダニ・グルジェル ダニ・グルジェル&チアゴ・ハ…

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  2013年の初来日以来、5年連続でDDGQ(ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート)としてアルバムを携え来日していたサンパウロ新世代を牽引する才能、ダニ・グルジェル。今年は、ソロアルバム『TUQTI(トゥクチ)』を携え、日本ツアーのためにソロ名義で…

[2018.06]躍進する南ア・ジャズの最注目人物 プロデュース力に長けた 若き万能女性ピ…

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  南ア・ジャズシーンで突出した才能を発揮する若き女性ピアニストのタンディ・ントゥリが2作目のソロアルバムとなる2枚組のニューアルバム『Exiled』を発表した。プロデュース、アレンジも彼女自身の手によるもの。彼女の美しい歌声とピアノの音色が、高度な…

[2018.06]特集:南アフリカの現代ジャズ 〜南ア・ジャズの新たなる黄金期の到来/デ…

1994年のアパルトヘイト廃止以来、どんどん盛んになってきた南アフリカの音楽シーン。ダンス・ミュージックのクワイトやゴムが国外からも注目を高めてきたが、今回の特集では南アフリカのコンテンポラリー・ジャズのシーンに焦点を当てたい。かつて「ケープ・ジャズ(Cape jazz)」と称され世界から注…

[2017.04]米田真希子〜興隆するサンパウロの器楽音楽シーン その第一線で活動する日本…

文●花田勝暁  米田さんの名前は、今年の初め、ブラジルの音楽評論家のブログで目にした。サンパウロで活動する日本人女性ピアニスト「米田真希子」が、一時帰国するというので、取材を申し込んだところ、とても近しい接点があった。 ▲米田真希子 プロフィール ■4歳よりピアノを始め、絶対音感を…

[2017.11]座談会:ミナス×サンパウロが東京で出会った

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 (上表紙写真=左から、Dani Gurgel / Alexandre Andrés / Rafael Martini / Tó Brandileone / Fi Maróstica)  サンパウロとミナス・ジェライス(ベロオリゾンチ 以下、BH)注目の都市の現在の音楽シーンを牽引するアーティストたちが偶然同時期に東京で来日公演を行…