世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.01]Best Albums 2020 ❷

●Shhhhh

[2020.09]若手気鋭のタンゴピアニスト、パブロ・バジェ インタビュー Pablo Valle Int…

 90年代末に入ってエル・アランケ楽団が若手タンゴ楽団の筆頭として華々しくデビューして以来、アルゼンチンで数多くの個性あふれる若手タンゴ楽団の存在が目立って来た。その潮流は「若手オルケスタにみるタンゴの勃興」として西村秀人(PaPiTa MuSiCa)氏に別記事で詳しく紹介して頂いたのでそちらを…

[2020.08]若手オルケスタの台頭にみるタンゴの復興

文:西村秀人(PaPiTa MuSiCa)&清川宏樹&宇戸裕紀  ここ15年ほどタンゴの若手ミュージシャンを中心としたオルケスタ編成の楽団(ここでは6人編成以上とする)の活動が目立っている。(以下本稿でオルケスタ・ティピカをO.T.と省略する)  それ以前、仕事場の制約などによる経済的な理由から大編成…

[2018.01]2017年ベストアルバム(西村秀人)

●西村秀人 名古屋大学大学院准教授 / 大学院で教鞭をとりつつ、アルゼンチン~ウルグアイ音楽関連の翻訳・通訳・選曲・執筆などに従事。

[2017.03]「ラ・クンパルシータ」 100周年に寄せて -Ⅰ- 作者マトス・ロドリゲスと名…

文●西村秀人 ▲1988年にウルグアイで発行されたラ・クンパルシータの記念切手と消印  今年2017年はタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」が初めて録音されてから100年という節目の年にあたる。そこで今回から3回にわたって、この名曲の数奇な運命と100年の旅路をめぐる話に3回に渡ってお付き合…

[2017.04]「ラ・クンパルシータ」  100周年に寄せて -Ⅱ- 名曲を作った男  ヘラル…

文●西村秀人  1917年「ラ・クンパルシータ」を作った学生ヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲスは、楽譜出版社に安く買いたたかれ、そこで得たわずかなお金も競馬で失い、レコードの印税を受け取ることもなく、失意にくれていた。一説によれば、ヘラルドは自らの運をもう一度試そうとコロラド…

[2019.02]フェルナンド・マルサン楽団「グラン・ヒストリア」で来日する新星ふたり …

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA  記念すべき民音タンゴ・シリーズ50回目のショウ「グラン・ヒストリア」で来日するフェルナンド・マルサン・セステートには今回初来日となる2名の歌手が帯同する。  男性はアルフレド・ピティスで、1974年ブエノスアイレス生まれの現在44歳。2002年、ラ・…

[2020.05]タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 連載第28回 わが不在の歌(ミ・カンシ…

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 私にとってタンゴ歌手といえば、ロベルト・ゴジェネチェなのである。それは現役で見ることの出来た数少ない黄金時代を知る歌手の一人だからでもある。あまたのヒット曲をもつゴジェネチェだが、死後に出版された評伝でこの曲が、彼のヒット曲の中で特別な意味…

[2019.02]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第13回 ナーダ(何も無く…

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 歌のタンゴの話をする時、ほとんどの場合言及されるのは作詞家か歌手である。しかし作曲家の存在も忘れてはいけない。特に今回取りあげるバンドネオン奏者ホセ・ダメスのように、現代でも受け継がれる名曲を3つも残したにもかかわらず、演奏家としてはまった…

[2018.11]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第10回 メーキャップ(マ…

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA アルゼンチン・タンゴの世界で兄弟両方が演奏家、という例はかなり多い。しかし作詞・作曲ということになると、父子の例はあるが(ホセ・ゴンサレス&カトゥロ・カスティージョ、パスクアル&ホセ・マリア・コントゥルシなど)、兄弟で創作活動をしてきた例は…