世界の音楽情報誌「ラティーナ」

東京タンゴ祭復活!演奏力の高さを世界が認める日本のタンゴ界から代表的4バンドが登場!

東京タンゴ祭復活!演奏力の高さを世界が認める日本のタンゴ界から代表的4バンドが登場!

文●西村秀人 texto por Hideto Nishimura  来たる7月2日、東京タンゴ祭2021が実施される。「タンゴ」がユネスコの無形文化遺産に登録された翌年の2010年以来、日本のタンゴ演奏家を一堂介して開催された人気イベントで、毎年のように開催されてきていたが、タンゴに限らず、このコロナ禍の中で、音楽家にとってライヴ活動を行うのが厳しい状況の中、しかるべき感染対策をもってこうしたコンサートが復活されるのは大変に意義深い。  演奏予定曲目も出てきているので、そ

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[2021.01]Best Albums 2020 ❷

[2021.01]Best Albums 2020 ❷

●Shhhhh

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[2020.09]若手気鋭のタンゴピアニスト、パブロ・バジェ インタビュー Pablo Valle Interview

[2020.09]若手気鋭のタンゴピアニスト、パブロ・バジェ インタビュー Pablo Valle Interview

 90年代末に入ってエル・アランケ楽団が若手タンゴ楽団の筆頭として華々しくデビューして以来、アルゼンチンで数多くの個性あふれる若手タンゴ楽団の存在が目立って来た。その潮流は「若手オルケスタにみるタンゴの勃興」として西村秀人(PaPiTa MuSiCa)氏に別記事で詳しく紹介して頂いたのでそちらを参考にして頂くとして、その中心的存在ともいえるラ・フアン・ダリエンソや自身の六重奏でピアニストを務めるパブロ・バジェに話を聞いて頂いた。(以上編集部) 文●西村秀人 (PaPiTa

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[2020.08]若手オルケスタの台頭にみるタンゴの復興

[2020.08]若手オルケスタの台頭にみるタンゴの復興

文:西村秀人(PaPiTa MuSiCa)&清川宏樹&宇戸裕紀  ここ15年ほどタンゴの若手ミュージシャンを中心としたオルケスタ編成の楽団(ここでは6人編成以上とする)の活動が目立っている。(以下本稿でオルケスタ・ティピカをO.T.と省略する)  それ以前、仕事場の制約などによる経済的な理由から大編成の維持は公共機関のバックアップによるものや、タンゲリーア出演のために限られていた。しかしここ15年ほどでオルケスタの数は増加、その中心は20~40代の若手演奏家である。全体を

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[2018.01]2017年ベストアルバム(西村秀人)

[2018.01]2017年ベストアルバム(西村秀人)

●西村秀人 名古屋大学大学院准教授 / 大学院で教鞭をとりつつ、アルゼンチン~ウルグアイ音楽関連の翻訳・通訳・選曲・執筆などに従事。

[2017.03]「ラ・クンパルシータ」
100周年に寄せて  -Ⅰ-
作者マトス・ロドリゲスと名曲の誕生

[2017.03]「ラ・クンパルシータ」 100周年に寄せて -Ⅰ- 作者マトス・ロドリゲスと名曲の誕生

文●西村秀人 ▲1988年にウルグアイで発行されたラ・クンパルシータの記念切手と消印  今年2017年はタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」が初めて録音されてから100年という節目の年にあたる。そこで今回から3回にわたって、この名曲の数奇な運命と100年の旅路をめぐる話に3回に渡ってお付き合いいただければと思う。  1897年3月18日、のちに「ラ・クンパルシータ」の作者となるヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲスが、アルゼンチンの隣国ウルグアイの首都モンテビデオに生まれ

[2017.04]「ラ・クンパルシータ」 
100周年に寄せて  -Ⅱ- 名曲を作った男 
ヘラルド・マトス・ロドリゲスの悲喜こもごも

[2017.04]「ラ・クンパルシータ」  100周年に寄せて -Ⅱ- 名曲を作った男  ヘラルド・マトス・ロドリゲスの悲喜こもごも

文●西村秀人  1917年「ラ・クンパルシータ」を作った学生ヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲスは、楽譜出版社に安く買いたたかれ、そこで得たわずかなお金も競馬で失い、レコードの印税を受け取ることもなく、失意にくれていた。一説によれば、ヘラルドは自らの運をもう一度試そうとコロラド党の勝利を祝ったマーチ「1月14日」、競馬馬に捧げたタンゴ「ラスパイル」、サッカーチームに捧げたタンゴ「ナシオナル・フォーエヴァー」の3曲を1917年に作曲したが、出版にも至らなかったという(なお1

[2019.02]フェルナンド・マルサン楽団「グラン・ヒストリア」で来日する新星ふたり アルフレド・ピティス&マリア・ホセ・ロハス
インタビュー

[2019.02]フェルナンド・マルサン楽団「グラン・ヒストリア」で来日する新星ふたり アルフレド・ピティス&マリア・ホセ・ロハス インタビュー

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA  記念すべき民音タンゴ・シリーズ50回目のショウ「グラン・ヒストリア」で来日するフェルナンド・マルサン・セステートには今回初来日となる2名の歌手が帯同する。  男性はアルフレド・ピティスで、1974年ブエノスアイレス生まれの現在44歳。2002年、ラ・ファルダ・タンゴ・フェスティバルで行われたSADAIC主催の歌手コンクールで2位に入賞したことをきっかけに本格的に活動を開始、2004年から2007年まではコル

[2020.05]タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 連載第28回 わが不在の歌(ミ・カンシオン・デ・アウセンシア)

[2020.05]タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 連載第28回 わが不在の歌(ミ・カンシオン・デ・アウセンシア)

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 私にとってタンゴ歌手といえば、ロベルト・ゴジェネチェなのである。それは現役で見ることの出来た数少ない黄金時代を知る歌手の一人だからでもある。あまたのヒット曲をもつゴジェネチェだが、死後に出版された評伝でこの曲が、彼のヒット曲の中で特別な意味を持つ曲だということを知った。 アルバム『オラシオン・ポルテーニャ』  1966年、新興レーベルだったアラニッキー Alanickyの特別企画として、ロベルト・パンセラ作

[2019.02]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第13回 ナーダ(何も無く)

[2019.02]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第13回 ナーダ(何も無く)

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 歌のタンゴの話をする時、ほとんどの場合言及されるのは作詞家か歌手である。しかし作曲家の存在も忘れてはいけない。特に今回取りあげるバンドネオン奏者ホセ・ダメスのように、現代でも受け継がれる名曲を3つも残したにもかかわらず、演奏家としてはまったく運のなかったケースではなおさらである。  バンドネオン奏者ホセ・ダメスの作った3大ヒット曲といえるのはこの「ナーダ」(Nada)、「昔の二人(フイモス)」(Fuimos)

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