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#タンゴのうた

[2020.03]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第26回 そこにいて(ケダテ)~バイオリンに捧ぐ(アル・ビオリン)
文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA これまでタンゴの歴史を飾ったさまざまな名曲を紹介してきたが、今もタンゴの歌が日々作りだされていることを忘れてはいけない。マスメディアにおけるタンゴのプレゼンスが低くなったために、いわゆる広く親しまれるヒット曲は出にくい状況になったが、今日のブエノスアイレスを歌う曲は絶えず作り出されているのである。 この曲を知る人はたぶん少ないだろう、この1か月ほどの間にやっと日本に到着したラミロ・ガジョ(バイオリン奏者)