文●長屋美保
text by MIHO NAGAYA
異なった文化と複数のルーツを呑み込んで、進化する音楽グループ、クアトロ・ミニマル(以下CM)。親指ピアノ奏者で鹿児島出身のサカキマンゴー、韓国伝統打楽器奏者であるソウル出身のチャン・ジェヒョ、メキシコシティ出身の前衛ボイス・パフォーマーのフアン…
[2017.02]マヌエル・バレラ インタビュー
文●山本幸洋
text by TAKAHIRO YAMAMOTO
本誌16年6月号の特集「2010年 代 の 世界の音楽~中南米・カリブ編~」内でラテン・ジャズを10枚のCDで総括したとき、6タイトルのリーダーに対し私は取材をした経験があった。リーダー作だけではなくメンバーとしての活動で目星をつけておいて、折々で取…
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[2017.02]コンテンポラリー・サンパウロ─あなたが知るべき10組の新しいミュージシャ…
SP CONTEMPORÂNEA
文:ヂエゴ・ムニス texto por Diego Muniz
翻訳:宮ヶ迫ナンシー理沙 tradução por Nanci Lissa Miyagasako
サンパウロがブラジル音楽のシーンの傾向を先取りするようになって久しい。南米最大の都市のミュージックシーンを構成する多様な音楽ジャンル。そこでは、ブラジル…
[2017.02]エミシーダ─「僕の夢は漫画家になることだった…」
しかしそこからフリース…
文●中原仁
text by JIN NAKAHARA
東京スカパラダイスオーケストラとの共演で「Olha pro céu(上を向いて歩こう)」を録音し、11月末にバンドを率いて初来日したエミシーダ。1月号でお伝えした、国際交流基金の主催によるリオと東京での公演のレポートに続き、今回は来日中に行なったインタビュー…
[2017.02]現代ポーランドのピアニズム〜スワヴェク・ヤスクウケを拠点として〜
文●オラシオ
text by Horacio
一番有名な人物が大作曲家ショパンという国ポーランド。そしてアルトゥル・ルービンシュタインやクリスティアン・ツィメルマンらクラシック史に残る偉大なピアニストを数多く輩出している国でもある。しかし近年はそうした歴史と伝統を踏まえつつ、主に70年代後半以降…
[2017.02]アンドレ・メマーリ─「作曲」と「即興」。音楽における最も大切な
2つの側…
文●花田勝暁
texto por KATSUAKI HANADA
ブラジルが生んだ現代最高のピアニストと讃えられるアンドレ・メマーリ。近年は、作曲家/アレンジャーとしても、最高の仕事を残し続ける彼が、彼のレギュラーのピアノ・トリオの面々と12月に来日した。コントラバスのネイマール・ヂアスとドラムのセルジ…