世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.04]日本のラテンシーンを作ってきた人たち〜ブラジル音楽編《特別編》〜

[2021.04]日本のラテンシーンを作ってきた人たち〜ブラジル音楽編《特別編》〜

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  本エントリーは、5/5(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  「日本のラテンシーンを作ってきた人たち~ブラジル音楽編」を2回にわたって書きながら、脳内を駆け巡っていたことがある。時代と共に、ブラジルと日本の音楽家同士の交流を通じ、いわゆる "ブラジル音楽" の枠に収まりきらない、シンプルに "音楽" と呼べるものが増えてきた。ブラジルの音楽家の録音に、ブラジル音楽の専門家

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[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 EMICIDAが選ぶアフリカを聴くための5枚

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図 EMICIDAが選ぶアフリカを聴くための5枚

 ブラジルを代表するラッパー、エミシーダ。2015年にルーツをたどるために、カーボ・ヴェルデ、アンゴラ、マダガスカルを訪れ、多くのインスピレーションを得て、『Sobre crianças, quadris, pesadelos e lições de casa』をリリース。長いタイトルは、多様で複雑なアフリカの複数性を表している。「母なるアフリカ」に特別な思いを寄せる彼に、アフリカ音楽の新しい地図を特集するにあたり、選盤を依頼したら、「ラティーナにならば!」とカーニバルの多忙

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[2017.06]ブラジル音楽新世代を聴くDisc Guide サンパウロ編

[2017.06]ブラジル音楽新世代を聴くDisc Guide サンパウロ編

選・文●花田 勝暁(編集部)  サンパウロは、ブラジルのみならず、南米最大・南半球最大の巨大都市である。今回、サンパウロの若手の音楽家たちの近年の良作をリスト・アップしながら、改めて感じたのは、そのジャンルにおける多様さと、それぞれのジャンルにおける質の高さである。  日本で紹介されているサンパウロの若手の音楽家として、最初に思い浮かぶのは、毎年の日本公演を成功させているダニ・グルジェルを中心とした「ノヴォス・コンポジトーレス(新しい作曲家たち)」と言われる作曲家たちであ

[2017.02]エミシーダ─「僕の夢は漫画家になることだった…」
しかしそこからフリースタイル・バトルの世界へ飛び込みブラジルを代表するラッパーへ

[2017.02]エミシーダ─「僕の夢は漫画家になることだった…」 しかしそこからフリースタイル・バトルの世界へ飛び込みブラジルを代表するラッパーへ

文●中原仁 text by JIN NAKAHARA  東京スカパラダイスオーケストラとの共演で「Olha pro céu(上を向いて歩こう)」を録音し、11月末にバンドを率いて初来日したエミシーダ。1月号でお伝えした、国際交流基金の主催によるリオと東京での公演のレポートに続き、今回は来日中に行なったインタビューをお届けする。  現在31歳のエミシーダは、ステージでは陽性のエンターテイナー精神を発揮していたが、オフステージでは静かなる思索者、哲学者のたたずまいで、魔除けの