世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.03]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第6回「今回のリクエストは…

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  さてフランスに住み始めて2年と数ヶ月が経ちました。そのきっかけは2016年から始まったジェーン(・バーキン)の世界ツアーへの音楽監督(編曲/ ピアニスト)として参加がきっかけだった、と言う事はこの連載でも幾度となく触れている。そ…

[2020.03]世界を席巻するラテン音楽パワー

文●岡本郁生 text by IKUO OKAMOTO  毎年全米で1億人が見るというナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウル。去る2月2日に行われた「第54回スーパーボウル」のハーフタイム・ショウは、現在の米国社会の現実を如実に反映した内容であった。メイン出演者はシャキーラとジェニフ…

[2020.03]カロリーナ・ペレリッティ インタビュー

文と写真:宇戸裕紀 Text & Photo by Hironori Uto  その栗色の瞳を直視すると吸い込まれそうになる。タダモノではない。ルイス・アルベルト・スピネッタの最後のパートナーとしてアルゼンチンでは知られるフォルクローレ歌手カロリーナ・ペレリッティ。モデル・女優として活躍した後、幼い頃から秘…

[2020.03]Iñigo Vontier

文●鈴木多依子 text by TAEKO SUZUKI  イニゴ・ボンティエル(Iñigo Vontier)は、メキシコ・グアダラハラ在住のプロデューサー/DJ。2017年にレーベルCalypso Recordsをアルゼンチン人のトーマス・ジャクソン(Thomass Jackson)と立ち上げ、ニコラ・クルースやデンゲ・デンゲ・デンゲらの作品…

[2020.03]『娘は戦場で生まれた』『プリズン・サークル』 『ビッグ・リトル・ファーム…

文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU  〝アラブの春〟の翌11年にシリアでも始まった民主化運動は、やがて軍事的な対立、そして内戦へと移行し、第二次大戦以降で最悪の人道危機と言われながら、今も全く先が見えない状況だ。『娘は戦場で生まれた』はそんなシリア内戦を背景に、第二の都市アレッポで…

[2020.03]島々百景 #48 久米島

文と写真 宮沢和史 「久米島は心おだやかな人が多い。なぜなら、沖縄本島と近いうえに航空路があるから緊急時でも本島に30分程度で渡れるという安心感があるのがその一因かもしれない」何年か前に初めて久米島を訪れた時に現地の人からこう教えられた。島を巡る旅をしていると、それぞれの島はそれぞ…

[2020.03]ブラジルフィールドワーク #22 文化を盗まないで

文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO 仮装の頭の羽飾りはだめ?  この号が出る頃には、ブラジルはカルナヴァル目前。今年は2月26日が四旬節・灰の水曜日なので、その前日までのおよそ1週間が祭り一色になる。といっても、お正月が過ぎればもう既にカルナヴァル気分で、そうこ…

[2020.03]【連載 TÚ SOLO TÚ #238】 ベーシスト ジーン・ペレス 〜ウィリー・コロン…

文●岡本郁生  17年ぶりのエレメンツ・オヴ・ライフはやはり素晴らしかった。  マスターズ・アット・ワークでも活躍するDJのルイ・ベガが率いるバンド・プロジェクト、エレメンツ・オヴ・ライフが前回ブルーノート東京で公演を行ったのは2003年。まだ新人だったラウル・ミドンが大きくフィーチャ…

[2020.03]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第26回 そこにいて(ケダ…

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA  これまでタンゴの歴史を飾ったさまざまな名曲を紹介してきたが、今もタンゴの歌が日々作りだされていることを忘れてはいけない。マスメディアにおけるタンゴのプレゼンスが低くなったために、いわゆる広く親しまれるヒット曲は出にくい状況になったが、今日…

[2020.03]レオナルド・マルケス 〜ヴィンテージな音を求めて〜

 3月に5年ぶりに来日予定のレオナルド・マルケス。シンガーソングライターとしてはもちろん、プロデューサー/エンジニアとしても活躍の場を広げている。今、彼のヴィンテージ機材により紡がれる音が多くの人に求められているとも言えるだろう。   今回の来日公演でレオナルド・マルケスのバンドに…