世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2015.11]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltulaタンゴ対談~前半戦 「あなたがタンゴに…

文●坂本悠 Text by Yu Sakamoto  アルゼンチンで生まれ、ニューヨークで活動するジェーピー・ジョフレ、フィンランドで生まれ現在はオランダを拠点にするヴィッレ・ヒルトゥラ、そしてアジアを中心に活動する日本の小松亮太。それぞれの国を代表して活躍する3人のバンドネオン奏者が10月のある日、…

[2015.12]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltula タンゴ対談~後半戦 「ピアソラ以前のタ…

文●坂本悠 Text By Yu Sakamoto  先月号の対談ではそれぞれの地域のタンゴの特性や、タンゴの音楽とダンスの共存を中心に語ってくれた。対談後半では現在、3人が考える現代のタンゴ界が抱える問題に話が及ぶ。世界をまたにかけて活動する彼らの目にはどのように映り、感じ、そして考えているのだろ…

[2017.03]月刊ラティーナ創刊65年特別企画 小松亮太が選ぶ後世に残すべき 激レア・タ…

月刊ラティーナが2017年3月で創刊満65年を迎えます。そこで、「65」をキーワードにバンドネオン奏者の小松亮太氏にタンゴのレア音源を65曲、選曲いただきました。  僕はこの65曲を単なる珍しさで選んだのではない。  タンゴの全盛期と隔絶された世代の演奏家にとって、失われた伝統を少しでも取り…

[2018.05]特集:中南米を旅する 徒然南米行脚の思い出 小松亮太

 ブエノスアイレスへの豊富な留学経験をもつ若いバンドネオン奏者が、「日本人と韓国人と中国人は同じ言語を話しているのだと思っていた」と現地の友人に打ち明けられて驚いたと言っていた。まああれだけ多くの国々のすべてでスペイン語が通じてしまう環境下(ブラジルでもスペイン語はほとんど通じる…

[2017.06]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #12(最終回) だからタンゴっ…

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  先月号の本コラムについて本誌スタッフの坂本 悠さんから「なぜタンゴは思うように広まらないのか、ちょうど思案していたので面白く読めた」という感想をもらった。なので最終回は僕から悠さんへの公開書簡として、彼女の疑問に率直に答えてみたい。タンゴに関…

[2017.05]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #11 亡き義父からの衝撃のメッ…

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  早いものでこの連載もあと二回で終了だ。何しろタンゴ・ファンは絶対数が少ないので、タンゴをあまり知らない方にも楽しんで頂けるよう注意したつもりだが、どうだっただろうか。読者の反応は直接的には分からないが、この連載がきっかけとなって文芸雑誌「群…

[2017.04]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #10 バンドネオンは罪作り

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  だからといってタンゴは安泰だと言う気は微塵もないけれど、とにかく日本ほどドラマや映画のサウンドトラックで、あるいはゲーム音楽で、バンドネオンの音色が頻繁に聞かれている国もないだろう。その演奏のほとんどが多少なりとも僕が昔に教えたことがある人…

[2017.02]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #9 疑心暗鬼はシンコパから始ま…

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  僕が紹介される際、「小松さんは異ジャンルのアーティストとの共演も多く……」といった文言がよく使われるが、その音楽的成果の度合いはともかく、演奏家がジャンル超え(のようなもの)に挑む姿というのは何かしら魅力的に映るのだろう。しかしポップスやジ…

[2017.01]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #8 たまには本場のお話を……

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  「タンゴ場外乱闘」というコラムである以上、たまにはアルゼンチンというかブエノスアイレスの話題に触れないわけにはいくまい。しかし実のところ、僕の彼の地での滞在日数は、現在までのトータルで、恐らく60日前後のもので、とても偉そうにお奨めスポットや…

[2019.04]平成のワールドミュージック ②平成6年〜平成10年

●平成6年(1994年) ◆弾ける明るさに心洗われる最高傑作 『りんけんバンド/ゴンゴン』  照屋林賢率いるりんけんバンドは、沖縄の言葉と伝統的な音楽性をベースにした現代的なサウンドで、多くの人に沖縄音楽のすばらしさを教えてくれた。佳曲は数多いが、アルバムとしては林賢の作曲、サウンド…