世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.04]「ラ米乱反射」電子版 第8回 ペルー大統領決選投票は「異端」同士の争い|エ…

「ラ米乱反射」電子版 第8回 ペルー大統領決選投票は「異端」同士の争い エクアドールでは右翼財界政権が復活 ボリビア政権党が地方選で退潮 ルーラ元ブラジル大統領は被選挙権回復 文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2021年4月11日は南米3カ国の「選挙の日」だった。チリの新憲法起草会議代議員…

[2021.02]「ラ米乱反射」電子版 第7回 ラ米情勢とバイデン米政権

「ラ米乱反射」電子版 第7回 ラ米情勢とバイデン米政権 ボリビア経済モデルに注目 文●伊高浩昭(ジャーナリスト) ▼地域概観展望  ラ米の21世紀第3・10年紀(2021~30)を俯瞰的に予測すれば、保守化・右傾化がますます進むだろう。中国の台頭で米中関係は尖鋭化し、米国は中国のラ米進出に一…

[2021.01]【「ラ米乱反射」電子版 第6回】アルマンド・マンサネロ追悼特集 『アドー…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  『アドーロ』(きみを熱愛する)で世界的に知られたメキシコのカンタアウトール(シンガー・ソングライター)、アルマンド・マンサネロが2020年12月28日、コロナ疫病COVID19によりメキシコ市内の病院で死去した。85歳だった。  12月初めには出身地ユカタン州都メリ…

[2020.12]【「ラ米乱反射」電子版 第5回】ラ米の2020年重要ニュース

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) ▼コロナ疫病COVID19猛威振るう  ラ米最大のニュースは世界の他地域同様に、現在進行中のコロナ疫病「COVID19」の爆発的流行である。2020年12月半ばの時点で、世界最悪感染状況上位15カ国に、3位ブラジル、9位アルゼンチン、10位コロンビア、12位メキシコ、15位ペ…

[2020.11]【「ラ米乱反射」電子版 第4回】バイデン次期米政権とラテンアメリ…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2020年11月3日実施の米大統領選挙は7日、ジョセフ(ジョー)・バイデン民主党候補の当選が事実上確定した。共和党の現職ドナルド・トランプ候補は再選を阻まれた。ラ米諸国は全体としてバイデン当選を歓迎している。  トランプのラ米への関心は薄かった。大統領…

[2020.10]【「ラ米乱反射」電子版 第3回】ボリビアで先住民中心政権が復活 チリでは民…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2020年10月、同年のラ米で最も重要な2つの政治的出来事が成就した。ボリビア大統領選挙と、来年21年の新憲法制定を決めたチリ国民投票である。 ▼ボリビア大統領選挙  ボリビア大統領選挙は10月18日実施され、出馬した5人のうち最有力候補ルイス・アルセ元経済…

[2020.09]【「ラ米乱反射」電子版 第2回】太平洋とはどんな海か ─ マゼランの海峡通…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  ポルトガル(葡)人航海者フェルディナンド・マガリャンイスがスペイン船団を率いて南米大陸南端の海峡を抜け太平洋に出たのは1520年11月28日。ちょうど500年前のことだ。「マゼラン海峡」と命名された水路は、パナマ運河が1914年に開通するまで400年近く重要な航路…

[2020.08]【「ラ米乱反射」電子版 第1回】ボルトンが暴露したベネズエラ工作 ─トラン…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  ドナルド・トランプ米大統領の安全保障担当補佐官(2018年4月〜19年9月)だったジョン・ボルトン氏がさる6月に刊行した『それが起きた部屋:ホワイトハウス回顧録』には、「自由ベネズエラ」という一章がある。同章は逸早くスペイン語に翻訳され、ベネズエラをはじ…

[2018.03]【連載 ラ米乱反射 #143(最終回)】ラテンアメリカ走馬燈 夢か幻か、過ぎ去…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  私は1967年2月、ノガレス国境を徒歩で通過して米国からメキシコに入った。その瞬間、脳裡で地図が逆転した。頭上遠く、南の彼方にパタゴニア、マゼラン海峡、ドレーク海峡、そして南極半島があった。3200㎞の米墨国境を底辺に、メヒコ、カリーベ、中米、南…

[2017.12]【連載 ラ米乱反射 #140】内戦終結から25年、傷癒えない人々 エル・サルバド…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  首都サンサルバドール(SS、人口175万人)の南方郊外にあるエル・サルバドール(ES)国際空港には「オスカル=アルヌルフォ・ロメーロ」の名前が冠せられている。1980年3月24日、ミサのさなかに極右勢力が送り込んだ殺し屋に射殺された首都大司教ロメーロ…