世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2017.01]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #8 たまには本場のお話を……

[2017.01]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #8 たまには本場のお話を……

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  小松亮太さんの著書『タンゴの真実』が発売されたことを記念して、過去の月刊ラティーナに連載した記事を掲載致します。  「タンゴ場外乱闘」というコラムである以上、たまにはアルゼンチンというかブエノスアイレスの話題に触れないわけにはいくまい。しかし実のところ、僕の彼の地での滞在日数は、現在までのトータルで、恐らく60日前後のもので、とても偉そうにお奨めスポットや昨今のトレンドについて書くことなどできそうもない。今や多く

[2017.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #201】フラメンコ随一のカンタオールがサルサを歌う
ディエゴ・エル・シガーラの新境地

[2017.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #201】フラメンコ随一のカンタオールがサルサを歌う ディエゴ・エル・シガーラの新境地

文●岡本郁生 text by IKUO OKAMOTO  現代フラメンコ随一のカンタオール(歌い手)といわれるディエゴ・エル・シガーラの最新アルバムが届いた。かねてから予告されていたとおり、ラテン・アメリカ各国で録音されたサルサ・アルバム。タイトルは『インデストゥルクティブレ』である。  1968年12月27日マドリード生まれというからまもなく48歳。意外と若い。フラメンコ一家の中で幼いころから歌い始めた彼は、12歳でさまざまな新人賞を獲得、さまざまなダンサーやギタリスト

[2017.01]島々百景 #11 宮古島

[2017.01]島々百景 #11 宮古島

文と写真:宮沢和史  今から26年くらい前、沖縄を好きになって沖縄のことなら何でも知りたくて、沖縄民謡を聴きながら片っ端から島に関する本を読んだり映画を観たりと、俗にいう『沖縄病』を患った。当時は数えるほどしかなかった東京の沖縄居酒屋に通い、嗅覚や味覚を養ったりもした。今思えば子供の頃どこからともなく聴こえてきた喜納昌吉さんの大ヒット曲「ハイサイおじさん」に耳を奪われ、細野晴臣さんや坂本龍一さんら大先輩達の沖縄音楽への接近に刺激を受け、影響され、とどめは沖縄の民謡レーベル「

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[2017.01]【連載 ラ米乱反射 #129】アイスランド人は「新世界一番乗り」を主張 コロンブス到達の地バハマに目立たぬ銅像

[2017.01]【連載 ラ米乱反射 #129】アイスランド人は「新世界一番乗り」を主張 コロンブス到達の地バハマに目立たぬ銅像

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  1492年10月12日のクリストーバル・コロン(コロンブス)のバハマ諸島到着は、「大航海時代」を招来、それによって旧世界欧州が新世界米州を支配し、以来今日まで5世紀を超える欧州文明の世界支配の源となった。それ故に欧州人が書いた世界史上、コロンの航海は燦然たる光を放ってきた。旧世界ユーラシア大陸の東端に位置する日本にも16世紀前半、欧州人が渡来、日本も世界史の荒波に洗われ始める。それに意固地になって抵抗したのが鎖国だった。鎖国の背景には、「ス