世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2017.03]月刊ラティーナ創刊65年特別企画 小松亮太が選ぶ後世に残すべき 激レア・タ…

月刊ラティーナが2017年3月で創刊満65年を迎えます。そこで、「65」をキーワードにバンドネオン奏者の小松亮太氏にタンゴのレア音源を65曲、選曲いただきました。  僕はこの65曲を単なる珍しさで選んだのではない。  タンゴの全盛期と隔絶された世代の演奏家にとって、失われた伝統を少しでも取り…

[2017.03]再生を繰り返すクレズマー・シーン ~フランク・ロンドンの来日に寄…

文●関口義人 text by YOSHITO SEKIGUCHI  現代クレズマーミュージックの牽引者、トランぺッター、バンドリーダー、作曲家であるフランク・ロンドンが5月に来日する。  ヘブライ語でクレ(kli =道具)ズメル(zemer=音楽を作る)に由来するクレズマーは16—18世紀以降、元来の「楽器」の意味合いから…

[2017.03]「ラ・クンパルシータ」 100周年に寄せて -Ⅰ- 作者マトス・ロドリゲスと名…

文●西村秀人 ▲1988年にウルグアイで発行されたラ・クンパルシータの記念切手と消印  今年2017年はタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」が初めて録音されてから100年という節目の年にあたる。そこで今回から3回にわたって、この名曲の数奇な運命と100年の旅路をめぐる話に3回に渡ってお付き合…

[2017.03]『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』

子供たちを守るために 男は巨大グローバル企業を敵に回した 文●福田優美 texto por YUMI FUKUDA 「自分が与えたミルクが原因で我が子が瀕死の状態に陥ったら」母親あるいは父親なら耐えられないほどの悲痛と自責の念に襲われるだろう。では、もし「自分が売ったミルクが原因で多くの乳児が死亡し…

[2017.03]レアンドロ・カブラルのクラシカルなカーニヴァル

サンバやイジェシャーのようなパーカッショナルなリズムに最小限のアレンジを施す……。最新作では意を突くアプローチで“沈黙”を切り取って魅せたレアンドロ・カブラル。ブラジルのインストゥルメンタル新世代において傑出した道を歩む若きサンパウロ出身のピアニストに訊く。 文●ヂエゴ・ムニス/…

[2017.03]スルル・ナ・ホーダ|ラパで育った筋金入りのライヴ・バンド

1日限りの日本公演! ブルーノート東京を新しい世代のサンバで魅了する 文●中原 仁 texto por JIN NAKAHARA  リオのラパ地区を拠点に、今世紀のサンバ新世代を代表するグループとして活動し、「プレミオ・ダ・ムジカ・ブラジレイラ(ブラジル音楽賞)」で最優秀サンバ・グループに選ばれた年、20…

[2017.03]ジュリアン・ドレ|新しい愛の形を発見した フレンチポップの風雲児

文●佐藤篁之 text by HITOYASU SATO  ハイファッション誌ELLEの「今年最もセクシーな男」に選ばれてから10年、ついにジュリアン・ドレが日本での本格的デビューを飾る。フランスで発表したオリジナルアルバムは4枚。そのどれもがプラチナディスクやゴールドディスクを獲得し、3作目の『LO…

[2017.03]【連載 TÚ SOLO TÚ #203】サルサ新時代の開拓を自ら押しすすめる大ベテラ…

文●岡本郁生 「新時代のサルサを作るのが目的だ。新しいスターがいないから、サルサは世界中で下火になっている。人々はいまだに70年代の音楽を聞いているが、ファニアのスターたちは次々に亡くなっているしね……」 サルサ・ファクトリー・バンチを立ち上げたボビー・クルス  と語るのは、プエル…

[2017.03]島々百景 #13 ハワイ

文と写真:宮沢和史  人にとって一番悲しい”別れの歌”ってどんな歌だろう…?  ふとそんなことを考えた。親との別れ……、子供との別れ……、兄弟との別れ……、特に〝死別〟というのは体験した者にしか分からない深く悲しい別れだろう。決して体験したくはない悲しみの極致である。しかし、例外…

[2017.03]【連載 ラ米乱反射 #131】ラ米最後の内戦終結を目指し本格交渉開始 キトでコ…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  コロンビア最後の内戦に終止符を打つ交渉が2017年2月7日、エクアドール(赤道国)の首都キト郊外で始まった。サントス・コロンビア政権とゲリラ組織「民族解放軍」(ELN)は「完全な和平」達成で合意している。最大のゲリラ組織「コロンビア革命軍」(FA…