世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.10]風を奏でる音楽家のダイアリー #14 出会い

文●ジョアナ・ケイロス  人生において、まるでシナリオが書かれていたかのような出会いというものがある…… それは進む方向をがらりと変えられてしまう類の出会いで、それが偶然の産物であると信じがたいことがある。磁石のような力がはたらいて引き寄せあい、それは神秘的で、私たちのちっぽけな…

[2018.11]風を奏でる音楽家のダイアリー #15 悲しみのなかで抵抗する☆

文●ジョアナ・ケイロス  私たちはいま、驚くほど混沌とした時代を生きている。特にブラジルにおいては。先日の大統領選で極右の候補者が危うく当選しそうになるという驚くべき結果が出てしまった。どういう理由で大勢の有権者の有力候補なってしまったのかよく理解ができないし、覚悟はしていたけれ…

[2018.12]風を奏でる音楽家のダイアリー #16 女性アーティストへの敬意

文●ジョアナ・ケイロス  この文章では、音楽と私の関係において、たくさんインスピレーションを受けている多くの女性アーティストたちへの気持ちを書き留めておきたい。

[2019.02]風を奏でる音楽家のダイアリー #18 詩

文●ジョアナ・ケイロス よく晴れた日 あふれんばかりの自然 色、味、音、香り 活気にあふれた日常 あらゆる方向に伸びて広がる 輝き 夏

[2019.07]風を奏でる音楽家のダイアリー #23 記憶

文●ジョアナ・ケイロス  何を書こうかなとアイディアが浮かばないまま、悩んでいたら、編集部から、先日公開したミュージックビデオ「Memórias (記憶) 」 について書いたらと提案をもらった。  一つのテーマに対して、幾重にも層がある。私たちはどれだけの記憶を、身体に、そして脳に記録できる…

[2019.08]風を奏でる音楽家のダイアリー #24(最終回) 旅

文●ジョアナ・ケイロス  この文章は、偉大な女性歌手、ヴィルジニア・ホドリゲスのコンサートで演奏するため、ベルリンへ向かう列車のなかで書いています。今回は、ヴィルジニアが女性作曲家ばかりの曲を集めた、美しく仕上がった新作のリリースライヴ。それぞれに異なる世界観、演奏法、表現がある…

[2019.06]風を奏でる音楽家のダイアリー #22 音楽

文●ジョアナ・ケイロス  困難に見舞われて、体制を整えなければいけないとき、アートの治癒力というのは本当に大きい。あたたく包み込み、養ってくれる愛の群島にたどり着きたいときに、それを手伝ってくれる。とても親密な場所で他者とつながり、繊細で、深い他者とのコミュニケーションを実現させ…

[2019.05]風を奏でる音楽家のダイアリー #21 人生の奇妙さと不完全さを受…

文●ジョアナ・ケイロス 漂流する船 内面的な変革 すべてのものごとのエッセンスに存在する混沌 そのなかにある奇妙な優先順位は理解できない けど受け入れる

[2019.04]風を奏でる音楽家のダイアリー #20 カーニヴァルを終えて

文●ジョアナ・ケイロス  新たな学びを通して、異なる性質の芸術の間や、人生におけるさまざまな側面に類似点があることに気がつくことは驚くべきことです。私は合気道を原点とし、植芝先生の内弟子にあたる野呂先生がフランスで発展させた氣之道という格闘技を習っています。氣之道はその起源となっ…

[2019.03]風を奏でる音楽家のダイアリー #19 今日、音楽家で居続けること

文●ジョアナ・ケイロス  今日、作品を広く人々に知ってもらうためのツールが様々にあり、同時に複数の人とコミュニケーションがとれたり、地球上のあらゆる場所にいる人たちと連絡がとれたり、新しく生まれる音楽を知ることができたり、新しいコラボレーションもできる。従来の広報手段に頼り、自分…