世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.04]平成のワールドミュージック ⑥平成26年〜平成31年

[2019.04]平成のワールドミュージック ⑥平成26年〜平成31年

●平成26年(2014年) ◆モニカ・サウマーゾの頂点というべき作品 『モニカ・サウマーゾ/コルポ・ヂ・バイリ』  モニカ・サウマーゾは1995年の『Afro-sambas』に始まり、2017年までの22年の間に自己名義のアルバムを11枚リリースしており、そのすべてのアルバムが最高のクオリティであるという驚くべきアーティストだ。そのなかで頂点というべき作品が10番目となるこの『Corpo de Baile』である。ギンガの作品集だがギンガに対して一般的には90年代のアル

[2018.04]AFRO BAHIA 2018 〜アフロ・バイーアの静かなる新潮流を知るための10枚〜

[2018.04]AFRO BAHIA 2018 〜アフロ・バイーアの静かなる新潮流を知るための10枚〜

選●中原 仁/文●中原 仁・編集部 LOURENCO REBETEZ 『O Corpo De Dentro』(2017年)  モアシール・サントスの遺産を継承しヒップホップ・マナーも反映したジャズのビッグバンドとカンドンブレの打楽器隊(ガビ・ゲヂス、イウリ・パッソス、イカロ・サー)が合体、ブラジル人にしか表現できない新たなジャズが誕生した。作編曲家/ギタリストのロウレンソ・ヘベッチスも打楽器以外のメンバーもサンパウロの人たちなのでバイーアの音楽とは言えないが、この特集の道

[2017.08]特集 編曲する女性たち|ルイーザ・ブリーナ × ロウレンソ・ヘベッチス 多大な影響を受けた『Livro』を語る。

[2017.08]特集 編曲する女性たち|ルイーザ・ブリーナ × ロウレンソ・ヘベッチス 多大な影響を受けた『Livro』を語る。

 2016年にリリースされ、リリース当時から今まで話題になり続けているアルバム『O Corpo de Dentro』を発表したロウレンソ・ヘベッチス。2017年、日本のブラジル音楽ファンの間で最も注目されているアルバム『Tão Tá』を発表したルイーザ・ブリーナ。本誌はこの2名のそれぞれインタビューを行っているが、パーカッションと管楽器がサウンドの要となる両アルバムに最も影響を与えたのはカエターノ・ヴェローゾの1997年の傑作『Livro』だという。サンパウロ出身でNYで学ん

[2017.08]アート・リンゼイ インタビュー|13年ぶりの新作『ケアフル・マダム』を携え来日、アタバキのリズム・アンサンブル、ロウレンソ・ヘベッチスのアルバムプロデュースを語る

[2017.08]アート・リンゼイ インタビュー|13年ぶりの新作『ケアフル・マダム』を携え来日、アタバキのリズム・アンサンブル、ロウレンソ・ヘベッチスのアルバムプロデュースを語る

文●中原 仁  近年はリオに生活の拠点を置き、〝カンドンブレの音楽とゴスペルの融合〟をひとつのテーマに据えて13年ぶりの新作『ケアフル・マダム』を発表したアート・リンゼイが、4年連続の来日公演を行なった。ゲストや現地調達のメンバーを入れない、純粋なバンド編成のライヴも13年ぶり。長年の盟友メルヴィン・ギブスをはじめ新作に参加した3人のニューヨーク勢に、3度目の来日となるバイーア出身の打楽器奏者、マルヴァルド・パイムを加えたバンドは、アートを除く全員が黒人だ。重心が低く音の粒