この記事はマガジンを購入した人だけが読めます
文●本田 健治 Texto por KENJI HONDA 「スール」は私たちに愛の歴史を語ってくれているものであると表明したい。これは、一組の夫婦の愛であり、ある国への愛の歴史なのである。 これは帰還の歴史である。 『スール』はその映画の中で「夢のテーブル」と呼んできた、あの時代のアルゼンチン…
文●本田 健治 text by Kenji Honda 「ミロンゲーロなんてもういないよ。いなくなりつつあるんだよ。」というビクトル・ロメロの言葉と共にこの映画は始まる。続いて「今、技術的にはよくなっているよ…それは認めないと…間違いなくね。でもテクニックばかりが先行して心が欠けているね」というル…
文●本田健治 text by KENJI HONDA 新型コロナに弊誌休刊最終号…この辛い、寂しい時期に、アルゼンチンの友人でジャーナリストの Silvia Rojas から、もう一つ大きな悲報が届いた。 ‡ アルゼンチン・タンゴ・ダンス界最大の功労カップル、グローリア&エ ドゥアルドのグローリア(Gloria Julia…
文●本田 健治/写真●本田健治、宇戸 裕紀 他 text by Kenji Honda / photos by Kenji Honda, Hironori Uto / fotos oficiales 観客数、出場者数共に過去最高! 真夏の日本から真冬のブエノスアイレスに渡ると、寒さが極端に身にしみる。が、到着後、市のタンゴ・フェスティバル&ムンディアルの…
文●本田健治 text by KENJI HONDA 今年のコロールタンゴと小松亮太のコンサートに昨年の世界チャンピオン、アゴスティーナが日本にやってきて凄い勢いで話してきた。 「来年の民音タンゴで来るダンサーたち、凄いねぇ。どれもが私が尊敬する憧れのカップルばかり。もう凄い話題になっているよ」…
文●本田 健治 / 写真●本田 健治 & ディアナ・アツミ text by KENJI HONDA / photos by KENJI HONDA & DIANA ATSUMI 市最大のイベントのひとつに成長 タンゴダンス世界選手権は、2003年に始まった時と比べると、16回目の今となっては凄い成長ぶりで、途中で現在のマクリ大統領が2007年に市長にな…
本田健治(株式会社ラティーナ代表)● 北海道生まれ。フィリップス・レコードに1期生として入社。ラテン音楽部門のディレクターを務める。3年間勤務した後に退社し、スペイン旅行へ。旅行中、中南米音楽の中西義郎社長(当時)から入社を打診する電話があり、帰国し中南米音楽へ入社。数多くの公演…
文/写真●本田 健治 text & photos by KENJI HONDA 悲報。天才ギタリスト。フアンホ・ドミンゲスが亡くなった。身体の不調は何度か聞いていたし、10月にブエノスで開いた大きなイベントへの参加も当初は快諾してくれていたが、急に断ってきたから心配はしていた。しかし、その前後にはブエノスで…
文●本田大典/写真●本田健治 タンゴダンス世界選手権ステージ部門決勝翌日、日本人とサンティアゲーニャが優勝というタイトルが朝刊にどんと出た! そうだ! 8,000人が見守る舞台で優勝を決めたのは、アゴスティーナ&アクセルだった。 今年で第15回目を迎えたタンゴダンス世界選手権。8月は…