世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.12]〈最新ライヴレポート〉ヴィラ=ロボスとピシンギーニャとジョビンを包括する
音楽的宇宙をつくりだすエグベルト・ジスモンチ
クアルテートでブラジル音楽探求を行なった公演

[2018.12]〈最新ライヴレポート〉ヴィラ=ロボスとピシンギーニャとジョビンを包括する 音楽的宇宙をつくりだすエグベルト・ジスモンチ クアルテートでブラジル音楽探求を行なった公演

文●ヂエゴ・ムニス text by Diego Muniz  11月、チケットが発売後すぐ完売したサンパウロ2日間の公演で、エグベルト・ジスモンチは新しいクアルテートのお披露目をした。テアトロ・セスキ・ベレンジーニョは、エグベルトのギターとピアノと、グラジイ・ヴィルチのヴォーカル、ハファエル・マルチニのアコーディオン、そしてフェリピ・ジョゼーのチェロとの共演の場となった。  ジスモンチは「Mestiço Caboclo」そして「 Dança das Cabeças」のギ

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[2017.11]座談会:ミナス×サンパウロが東京で出会った

[2017.11]座談会:ミナス×サンパウロが東京で出会った

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 (上表紙写真=左から、Dani Gurgel / Alexandre Andrés / Rafael Martini / Tó Brandileone / Fi Maróstica)  サンパウロとミナス・ジェライス(ベロオリゾンチ 以下、BH)注目の都市の現在の音楽シーンを牽引するアーティストたちが偶然同時期に東京で来日公演を行った。  ミナスから〝21世紀のクルービ・ダ・エスキーナ〟と形容されるミュージシャンズサークルの中心にいて、注目作品を

[2017.12]ハファエル・マルチニ & アレシャンドリ・アンドレス 初来日を果たした新世代ミナス派を牽引する 2人の天才

[2017.12]ハファエル・マルチニ & アレシャンドリ・アンドレス 初来日を果たした新世代ミナス派を牽引する 2人の天才

文と写真●花田勝暁  ミナスの音楽シーンが近年注目を浴びる中、その中心的才能であるハファエル・マルチニとアレシャンドリ・アンドレスが来日し、くるりが主催する音楽フェス〈京都音楽博覧会2017〉に出演した他、岡山・蔭凉寺、東京・渋谷WWWでデュオ・コンサートを行った。〈京都音楽博覧会〉では、京都音博フィルハーモニー管弦楽団と共演し、初来日でオーケストラとの共演が実現した。ハファエルたちは共演後に、このオーケストラの技術の高さに驚くほどで、ハファエルの手によるオーケストレーショ

[2017.09]ハファエル・マルチニと大作『スイチ・オニリカ』について

[2017.09]ハファエル・マルチニと大作『スイチ・オニリカ』について

文●花田勝暁  音楽ファンから大いに注目される現在のブラジル・ミナスの音楽シーン。くるりの岸田繁は、同シーンの中から、アレシャンドリ・アンドレスとハファエル・マルチニという最重要の2人を、9月23日に京都で行われる京都音楽博覧会に招いた。アレシャンドリは、シンガーソングライターでフルート奏者、ハファエルはピアニスト/作曲家/アレンジャーである。  ハファエルは8月末、スパイラル・レコーズより、ベネズエラ・シンフォニック・オーケストラと録音した新作『スイチ・オニリカ』をリリ

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[2017.06]ブラジル音楽新世代を聴くDisc Guide  ミナス・ジェライス編

[2017.06]ブラジル音楽新世代を聴くDisc Guide  ミナス・ジェライス編

選・文●花田勝暁(編集部)  ミルトン・ナシメント、ロー・ボルジェス、トニーニョ・オルタらを輩出した1960年代末の「クルビ・ダ・エスキーナ」。その再来として現代のミナス・ジェライス州の音楽シーンが注目されている。本誌でも、2014年5月号で、「ミナス新世代」の特集を行なった。  それから3年ほどたち、再び「ミナス新世代」が多方面から大きな注目を浴びているが、同特集号が売り切れで紹介できないことにもどかしさを感じていたことも、本号で新世代ブラジル音楽のシーンをまとめて紹介