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世界の音楽情報誌「ラティーナ」

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#ミナス派

[2020.09]ヂアナ・オルタ・ポポフの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

©️Cédric Azan ヂアナ・オルタ・ポポフ●プロフィール  叔父トニーニョ・オルタ、父ユリ・ポポフの才能を受け継ぎ、正統ミナス音楽を21世紀にアップデートするミナス新世代の宝石のような才能。ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチに生まれ、リオで音楽に囲まれて育つ。ブラジル新世代の傑出した才能ジョアナ・ケイロスとは幼馴染。2018年にリリースされた『アモール・ヂ・ヴェルダーヂ』は、彼女の歌の繊細さ、楽曲の持つミナス特有の透明感とメロディやコードの美しさが、聴くほどに

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[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス新世代が選ぶ新旧の名曲(後編)

◆KRISTOFF SILVA Adeus do Ator | Pablo Castro  紹介したい人は何人かいますが、同世代の人となると、迷うことなく輝くこのコンポーザーを挙げたいと思います。Pablo Castro。決してわかりやすくないハーモニーの上に、印象的なメロディを作り出す才能は、彼のトレードマークです。Pabloは、ブラジル音楽の伝統のなかですでにクラシックと呼んでいい曲に焦点をあてて作曲していますが、それでいて独自のハーモニーとメロディラインを生み出す

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[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス新世代が選ぶ新旧の名曲(前編)

 ミルトン・ナシメント、ロー・ボルジェス、トニーニョ・オルタなどを輩出した1960年代末の「クルビ・ダ・エスキーナ」。その再来として現代のミナスジェライス州の音楽シーンが注目され、本誌でもそのシーンで活躍するアーティストを取り上げ、2014年5月号に新世代ミナス音楽を特集しました。「21世紀のクルビ・ダ・エスキーナ、その現代性と肥沃さを聴く」その特集の続編として、今回はその主人公たちに直接、新旧の名作について聞くことができました。  一人一人がとても丁寧に回答を送ってくれま

[2019.07]ミナス新世代が選んだ名曲が収録されているアルバム

Milton Nascimento & Lô Borges『Clube Da Esquina』(1972年)

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[2019.07]ミナスの歌声セルジオ・サントス 〜キャリア初のカバー集『São Bonitas as Canções』 アンドレ・メマーリのプロデュースによるワールドクラスの名作誕生

文●TOYONO  ミナス出身のSSWセルジオ・サントス。パウロ・セーザル・ピニェイロとコンビを組んだデビュー作にして名盤『Aboio』((1995)より着実にキャリアを重ね、また彼の持つ世界感にミュージシャンからのラブコールも多い素晴らしいアーティストである。  深淵な雰囲気が美しいアートワークの彼の新作が届いた。今作はギターを弾かず歌声に徹したキャリア初のカバー集。自身の曲作りにおいて影響を受けてきたリスペクタブルなブラジル楽曲を採り上げているが、結果的に「ブラジル音

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[2019.07]アンドレ・メマーリとミナスの絆 クルビ・ダ・エスキーナをオマージュした新作 『Na Esquina do Clube Com o Sol na Cabeça』

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 text by NANCI LISSA MIYAGASAKO  ピアニスト、作編曲家/ プロデューサーとしてマルチに活躍し、多作で、コラボレーションも多いアンドレ・メマーリ。最新作は、ファンのサポートを得て制作された。ブラジルの宝物のようなクルビ・ダ・エスキーナの名曲たちが、メマーリ流にアレンジされた新しい装いで、生まれ変わっている。新作のこと、ミナスの音楽家たちのつながりについてきいた。 ▼ ── クルビ・ダ・エスキーナの曲ばかりを集めたアルバ

[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス音楽を作り上げたアーティスト達〜

 ブラジルの内陸部の州、ミナス・ジェライス。日本語にすると「鉱山一般」となり、その州名からも分かるように、さまざまな鉱物資源が豊富に産出される地域である。植民地時代の州都=オウロ・プレットで17世紀末に金鉱が発見され、18世紀には繁栄を極めた。また教会も非常に多い土地柄である。  そういう土地から生まれてきたのが、ミルトン・ナシメントを代表とするミナスの音楽だ。  教会音楽に強い影響を受けたハーモニーやメロディー、フォルクローレにも近い土の匂いのする素朴な感覚、ビートルズ

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[2018.09]ヂアナ・オルタ・ポポフ 正統ミナス音楽を 21世紀にアップデートする

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  トニーニョの右腕として活躍してきたユリ・ポポフ(b)の娘で、トニーニョの姪でもあるヂアナ・オルタ・ポポフ。2013年に素晴らしいデビューアルバム『Algum Lugar』をリリースして以降、リリースがなく大変寂しく思っていたところで、彼女に連絡をとるとセカンドアルバム『Amor de verdade』が完成したところだと言う。新世代のミナスの才能であることは間違いないが、彼女の音楽は楽理的に難解な方に向かうので

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[2017.11]座談会:ミナス×サンパウロが東京で出会った

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 (上表紙写真=左から、Dani Gurgel / Alexandre Andrés / Rafael Martini / Tó Brandileone / Fi Maróstica)  サンパウロとミナス・ジェライス(ベロオリゾンチ 以下、BH)注目の都市の現在の音楽シーンを牽引するアーティストたちが偶然同時期に東京で来日公演を行った。  ミナスから〝21世紀のクルービ・ダ・エスキーナ〟と形容されるミュージシャンズサークルの中心にいて、注目作品を

[2017.12]ハファエル・マルチニ & アレシャンドリ・アンドレス 初来日を果たした新世代ミナス派を牽引する 2人の天才

文と写真●花田勝暁  ミナスの音楽シーンが近年注目を浴びる中、その中心的才能であるハファエル・マルチニとアレシャンドリ・アンドレスが来日し、くるりが主催する音楽フェス〈京都音楽博覧会2017〉に出演した他、岡山・蔭凉寺、東京・渋谷WWWでデュオ・コンサートを行った。〈京都音楽博覧会〉では、京都音博フィルハーモニー管弦楽団と共演し、初来日でオーケストラとの共演が実現した。ハファエルたちは共演後に、このオーケストラの技術の高さに驚くほどで、ハファエルの手によるオーケストレーショ

[2017.07]ミナスの才女ジェニフェル・ソウザ|トータルクリエーターの顔

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 写真●Renata Queiroz  ソロデビューアルバム『永遠でないもの』が2014年には日本で、その後フランス〜ヨーロッパでリリースされ、国内外で評価を獲得した、ブラジリアン・ニュー・フォークシンガーソングライター。(国内盤リリース時インタビュー ラティーナ2014年12月号参照)。  昨年ベロオリゾンチ(以下BH)で初めて開催された音楽見本市でショーケースアーティストに選ばれ、ライヴをみた韓国のジャズフェスティバルの主催者に招待され、今年5月

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[2017.09]ハファエル・マルチニと大作『スイチ・オニリカ』について

文●花田勝暁  音楽ファンから大いに注目される現在のブラジル・ミナスの音楽シーン。くるりの岸田繁は、同シーンの中から、アレシャンドリ・アンドレスとハファエル・マルチニという最重要の2人を、9月23日に京都で行われる京都音楽博覧会に招いた。アレシャンドリは、シンガーソングライターでフルート奏者、ハファエルはピアニスト/作曲家/アレンジャーである。  ハファエルは8月末、スパイラル・レコーズより、ベネズエラ・シンフォニック・オーケストラと録音した新作『スイチ・オニリカ』をリリ

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