世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2015.11]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltulaタンゴ対談~前半戦
「あなたがタンゴに興味がないのは、
タンゴのことを知らないからです」

[2015.11]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltulaタンゴ対談~前半戦 「あなたがタンゴに興味がないのは、 タンゴのことを知らないからです」

文●坂本悠 Text by Yu Sakamoto  アルゼンチンで生まれ、ニューヨークで活動するジェーピー・ジョフレ、フィンランドで生まれ現在はオランダを拠点にするヴィッレ・ヒルトゥラ、そしてアジアを中心に活動する日本の小松亮太。それぞれの国を代表して活躍する3人のバンドネオン奏者が10月のある日、雑司ヶ谷にあるタンゴ・バー「エル・チョクロ」に集結した。それぞれの地域のタンゴの特徴やタンゴの未来についてどう考えているか問いかけてみると、各々が胸に抱く熱い思いを語ってくれ

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[2015.12]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltula タンゴ対談~後半戦
「ピアソラ以前のタンゴはつまらないだって?」
世界で活躍する3人のバンドネオン奏者が集結!

[2015.12]小松亮太×JP Jofre×Ville Hiltula タンゴ対談~後半戦 「ピアソラ以前のタンゴはつまらないだって?」 世界で活躍する3人のバンドネオン奏者が集結!

文●坂本悠 Text By Yu Sakamoto  先月号の対談ではそれぞれの地域のタンゴの特性や、タンゴの音楽とダンスの共存を中心に語ってくれた。対談後半では現在、3人が考える現代のタンゴ界が抱える問題に話が及ぶ。世界をまたにかけて活動する彼らの目にはどのように映り、感じ、そして考えているのだろうか? ◆ピアソラ「だけ」が素晴らしい?

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[2018.05]カタルーニャの現在 ROBA ESTESA

[2018.05]カタルーニャの現在 ROBA ESTESA

メールインタビュー●坂本 悠 texto por YU SAKAMOTO ── 幼少期の音楽環境について教えて下さい。 ロバ・エステザ メンバー全員が様々な音楽を聴いて育ちました。クラシック音楽(音楽学校で出会ったメンバーもいる)、ジャズやカタルーニャの伝統音楽など。それぞれが異なったバックグランドを持っているからこそ、それがロバエステザに反映されていると思います。伝統音楽を出発点としていますが、そこにラテンのリズムをミックスさせたり、ロック色が強い作品もあれば、ポッ

[2018.05]カタルーニャの現在 JOANA DE DIEGO

[2018.05]カタルーニャの現在 JOANA DE DIEGO

メールインタビュー●坂本 悠 texto por YU SAKAMOTO ── 幼少期の音楽環境について教えて下さい。 ジョアナ・デ・ディエゴ 私の母はエルバ・ピコというアルゼンチン出身のタンゴの歌手で、ピアニストのカルロス・ガルシアやエクトル・スタンポーニの楽団にゲストとして招待され歌ったり、アティリオ・スタンポーニ楽団とのワールドツアーでブラジルに行ったりした経験もあるそうです。よって、私は音楽に囲まれたとても豊かな幼少期を過ごしました。母の影響でタンゴ、アルゼン

[2019.06]現代ジャズ界で存在界を示すチリ出身の才媛、カミラ・メサ
才能が覚醒したスケールの大きな新作『アンバー』

[2019.06]現代ジャズ界で存在界を示すチリ出身の才媛、カミラ・メサ 才能が覚醒したスケールの大きな新作『アンバー』

文●坂本 悠 text by YU SAKAMOTO  チリのサンティアゴ出身、現在はニューヨークを拠点に活動するヴォーカリスト/ギタリスト/作曲家のカミラ・メサによる最新作『アンバー(ámbar)』が5月29日に日本で先行発売される。2016年から2年連続で果たした来日公演では、ナチュラルかつオーガニックな歌声、躍動感あふれるギターサウンドに、カラフルな才能が余すところなく発揮されたコンポジションで多くの日本のリスナーを圧巻し、その人気は急加速した。5枚目のアルバムにし

[2019.11]─ 対談 ─ 昨年アルゼンチンツアーが大盛況!
コトリンゴ
×
アルゼンチンの実力派グループ
アカ・セカ・トリオ

[2019.11]─ 対談 ─ 昨年アルゼンチンツアーが大盛況! コトリンゴ × アルゼンチンの実力派グループ アカ・セカ・トリオ

通訳・文●坂本 悠 /写真●三田村 亮  アルゼンチン伝統音楽をベースにジャズ、クラシック、ロック、ブラジル音楽などをミックスし、洗練されたコンテンポラリーフォルクローレを追求する、現代アルゼンチン音楽界を牽引するアカ・セカ・トリオ。  卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声、独自の世界観を紡ぐ楽曲で、人気を博すシンガーソングライター、コトリンゴ。昨年は初の海外ツアーとなったアルゼンチン公演を大盛況のうちに終え、今後の活動がますます気になるところ。  アカ・セカ・トリオをかね

[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来─ 廃盤/レア盤をデータで聴こう!・デジタルしかないけどこれは良い!

[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来─ 廃盤/レア盤をデータで聴こう!・デジタルしかないけどこれは良い!

デジタル・リリースの作品は、どうしても紙媒体で紹介される機会が少なくなってしまいます。この機会に、CD/レコードでは廃盤/レア盤だけれど、今デジタルで簡単に聴けるようになった作品や、デジタル・リリースのみの作品でおすすめしたい作品を紹介してもらいました。

[2017.12]アゴスティーナ&アクセル─タンゴダンス世界選手権ステージ部門で頂点に立ったダンスカップル

[2017.12]アゴスティーナ&アクセル─タンゴダンス世界選手権ステージ部門で頂点に立ったダンスカップル

文●坂本 悠 2017年8月23日、ブエノスアイレスで行われたタンゴダンス世界選手権ステージ部門の頂点に立った日系3世のアクセル・アラカキとアゴスティーナ・タルチニ。ペアを組んでわずか10ヶ月での優勝だった。来年早々から始まる民音タンゴシリーズ〈49〉「ファビオ・ハーゲル・セステート」の全国公演に出演が決定している若きダンスカップルに話を聞いてみた。 タンゴとの出会い アクセル 僕はアルゼンチン人の母と日系二世の父親のもと、日本で生まれました。田舎町で他の子達と同様に走

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[2017.09]どこまでも優しい
フリアン・モウリンの音楽世界の秘密は?

[2017.09]どこまでも優しい フリアン・モウリンの音楽世界の秘密は?

文●坂本 悠  アルゼンチン・ブラジルの輸入レーベル兼CDショップの大洋レコードが今年で開業12周年を迎えたことを記念し、ブエノスアイレス出身のSSWのフリアン・モウリンが来日、大洋レコードのオーナーであり、自身もギターによる作品制作に長年取り組んできた伊藤亮介氏と7箇所をめぐる全国ツアーが6月下旬に開催された。  アコースティックなサウンドを基調としつつ、アルゼンチン本国のフォルクローレの他にブラジルやウルグアイなどの近隣諸国の要素を巧みに取り入れたモダンな前作『スール

[2017.07]ブラジル・エレクトロポップ界を牽引する マルチインスト奏者─シルヴァ

[2017.07]ブラジル・エレクトロポップ界を牽引する マルチインスト奏者─シルヴァ

文●坂本 悠 /翻訳●宮ヶ迫ナンシー理沙  世界的に流行中のエレクトロポップだが、本場の西欧や欧米と比較すれば南米大陸ではそこまで盛んな印象はないかもしれない。  だが実はそんなことないのである。サンバ、MPB、近年、日本でも人気が高まりつつある南米ジャズ等が盛んなブラジルにも、エレクトロポップ界注目のアーティストがたくさんでてきているのだ。その筆頭にシルヴァことルシオ・シルヴァ・ヂ・ソウザが挙げられるだろう。