世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.07]世界のヒップホップ ストリートミュージックは鳴り止まない③ 〜北欧・東欧・ロシア〜

[2018.07]世界のヒップホップ ストリートミュージックは鳴り止まない③ 〜北欧・東欧・ロシア〜

●北欧 移民の人たちの台頭 文●野崎洋子  text by YOKO NOZAKI (THE MUSIC PLANT)  北欧のヒップホップ事情について、各国の公的な音楽振興組織が共同で設立しているノルディック・プレイリスト(jajajamusic.com)のフランシーン・ゴーマンさんに話を聞くことが出来た。 「北欧とひとくくりに言っても、それぞれの国に特徴がある。ヒップホップは伝統的に社会的な問題を扱ったものが多いけど、国の事情はそれぞれだから。でも1つ言えるこ

[2017.11]カルデミンミット ─フィンランドのかわいい(だけじゃない)フォークミュージック〜─

[2017.11]カルデミンミット ─フィンランドのかわいい(だけじゃない)フォークミュージック〜─

文●野崎洋子  12月に再来日が決まったフィンランド伝統音楽のグループ、カルデミンミット。キュートなルックスと裏腹に意外に硬派な伝統音楽家としての魅力が光る彼女たちの音楽の秘密を、中心メンバー、アンナ・ヴェゲリウスに聞いた。  まだ20代という若さの彼女たちだが、グループを初めて10年だよね? と確認すると実際はファースト・アルバムを作るまでの期間が長いので、もう18年近く一緒に活動しているという。結成のきっかけはヘルシンキの隣町エスポーに住む音楽の先生だった。彼女たちは

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[2017.11]フォルデ・フェスティバル ─ノルウェーの小さな町で行われる国際的な音楽祭 ─

[2017.11]フォルデ・フェスティバル ─ノルウェーの小さな町で行われる国際的な音楽祭 ─

文●野崎洋子  7月上旬、フィヨルドが美しいノルウェーの西海岸、フォルデという小さな町で行なわれる国際的な伝統音楽祭フォルデ・フェスティバルを視察してきた。世界中から300名以上の音楽家が集まり、普段人口1万人ほどのこの町に総勢3万人の観客が集まるという、名実ともに北欧で最大級のワールド・ミュージックのイベントだ。28回目を数える今年は天候に恵まれなかったものの、陽がなかなか沈まない北欧の短い夏を満喫しようと人々のテンションは下がることを知らない。会場は2000人以上のキャ

[2017.07]ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバルをたずねて

[2017.07]ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバルをたずねて

ヤヌシュ・プルシノフスキが牽引するワルシャワの農村マズルカ・リバイバル(▲写真上中央がワルシャワの伝統音楽シーンを牽引するヤヌシュ) 文●野崎洋子  4月中旬、ワルシャワにやってきた。この地を代表するフィドル奏者にしてマルチ楽器奏者、音楽プロデューサーのヤヌシュ・プルシノフスキが主宰する「ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバル」の視察のためだ。ショパンはこの国に生まれ、現役時代をフランスで過ごしたが、彼の心はいつも祖国にあった。そして、今、ショパンが書いた多くの楽曲のイ