世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.12]水の音楽家
カルロス・アギーレ

[2019.12]水の音楽家 カルロス・アギーレ

文● 吉本 宏 text by HIROSHI YOSHIMOTO  現代アルゼンチンにおける音楽の思想家ともいえるカルロス・アギーレ。美しい風景を描くような彼の音楽の根底には大いなる自然への敬愛や感謝の念がある。この10月にセバスティアン・マッキ・トリオの一員として来日した彼は、強い絆でメンバーと心を通い合わせた記憶に残る演奏を聴かせてくれた。その根底には互いの深い信頼と愛があった。来日公演を終え、いま彼は何を思うのだろうか。 ── 今回はずいぶんとリラックスしている

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[2019.12]宮沢和史、
ジョアン・ジルベルトを語る

[2019.12]宮沢和史、 ジョアン・ジルベルトを語る

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  11月号に続いてお送りする宮沢和史インタビュー。先月は「Traveling to the MIYAZA-WORLD」(11月開催)の話を聞いたが、今月は宮沢和史の発案と呼びかけで12月4日に開催される「ジョアン・ジルベルト トリビュートコンサート」について、亡きジョアンへの想いも含めて話してもらった。 ▲ ── 21年前、雑誌「ユリイカ」のボサノヴァ特集号で宮沢さんにインタビューして、ジョアン・ジルベルトの音楽

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[2019.12]3MA バラケ・シソコ、ドリス・エル・マルミ、ラジェリの3達人が織り成す
瑞々しいアンサンブル

[2019.12]3MA バラケ・シソコ、ドリス・エル・マルミ、ラジェリの3達人が織り成す 瑞々しいアンサンブル

文と写真●松山晋也 text & photos by SHINYA MATSUYAMA  コラを弾くマリ人のバラケ・シソコ、ウード奏者のモロッコ人ドリス・エル・マルミ、そしてマダガスカルのヴァリの名人ラジェリ。この3人から成るユニット3MAが去る10月に初来日公演をおこなった。アフリカ大陸の三つの異なる撥弦楽器が織り成すアンサンブルは精妙にして自在。コンサートでもその瑞々しい響きに客席からは感嘆の声が上がっていた。  このユニットが誕生したのは2006年。モロッコで知