世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.02]【e-magazine LATINA】編集部が今週聴いてほしい世界の新譜からの5曲[2/19更新]

[2021.02]【e-magazine LATINA】編集部が今週聴いてほしい世界の新譜からの5曲[2/19更新]

[無料記事] 文●編集部  ちょっと間が空いてしまいました。編集部が気になった新譜の中から、厳選した5曲を紹介します。ブラジル〜 日本〜イスラエル&アルゼンチン〜スペイン〜ブラジル&ウルグアイというラインナップです。 1曲目。Antonio Loureiro「Saudade」 アントニオ・ロウレイロ「サウダーヂ」  ジョビン-ヴィニシウスの名曲「A Felicidade (幸福)」に「Tristeza não tem fim(悲しみには終わりはない)」という有名なフ

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[2019.12]SEBASTIAN MACCHI
×
RISA NAKAGAWA

[2019.12]SEBASTIAN MACCHI × RISA NAKAGAWA

文●宇戸裕紀 text by Hironori Uto  敬愛するカルロス・アギーレ、ゴンサロ・ディアスと待望の日本公演を終えたセバスティアン・マッキ。そしてセバスティアンが参加するルス・デ・アグアを聴いた時からセバスティアンが築く世界観に強く共鳴するザ・なつやすみバンドの中川理沙。2人に対談形式で、その音楽の源流や風景の捉え方について語りあってもらった。 中川理沙 大好きでずっときてほしいと思っていたので、やっと観られてよかったです。『Aguasílabas』は今年一番

[2019.12]水の音楽家
カルロス・アギーレ

[2019.12]水の音楽家 カルロス・アギーレ

文● 吉本 宏 text by HIROSHI YOSHIMOTO  現代アルゼンチンにおける音楽の思想家ともいえるカルロス・アギーレ。美しい風景を描くような彼の音楽の根底には大いなる自然への敬愛や感謝の念がある。この10月にセバスティアン・マッキ・トリオの一員として来日した彼は、強い絆でメンバーと心を通い合わせた記憶に残る演奏を聴かせてくれた。その根底には互いの深い信頼と愛があった。来日公演を終え、いま彼は何を思うのだろうか。 ── 今回はずいぶんとリラックスしている

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[2019.04]平成のワールドミュージック ③平成11年〜平成15年

[2019.04]平成のワールドミュージック ③平成11年〜平成15年

●平成11年(1999年) ◆ヌスラットの生涯を凝縮したような遺作 『ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン/スワン・ソング』  97年5月4日に地元パキスタンで収録された2枚組のライヴ盤。結果的にこれが、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのファイナル・パフォーマンスとなり遺作となった。ヌスラットは、元々はスーフィズムを広めるための音楽だったカッワーリーを独自の意識で発展させていた。この日は、前半はハーモニウムとタブラを使うオーセンティックな編成のカッワーリーを演奏し、後半にな

[2018.12]kotringoアルゼンチンに舞う
スピネッタからのLove Letter

[2018.12]kotringoアルゼンチンに舞う スピネッタからのLove Letter

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO  ルイス・アルベルト・スピネッタのキーボード奏者を務めたクラウディオ・カルドーネからスピネッタの元に、ある日本人ピアニストの音源が届いた。彼女の名はコトリンゴ。80年代から聴き続けて尊敬している坂本龍一から高く評価されているのをクラウディオが知り、スピネッタの元へ届けられたことでこの物語は始まった。  2012年にこの世を離れるまでの数年間、スピネッタは自宅のスタジオでレコーディングが終わると友人たちと一緒にコトリン

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[2018.06]ジョアナ・ケイロスが、カルロス・アギーレ、セバスティアン・マッキとアルゼンチンのパラナーで共演

[2018.06]ジョアナ・ケイロスが、カルロス・アギーレ、セバスティアン・マッキとアルゼンチンのパラナーで共演

文と写真●宇戸裕紀 texto y fotos por HIRONORI UTO  ジョアナ・ケイロスとカルロス・アギーレ、セバスティアン・マッキがアルゼンチンのパラナーで共演──。このことばの並びを見るだけで胸が高鳴る方も多いことだろう。筆者もその1人で、この魔術的な時間を体感したいという想いに突き動かされてブエノスアイレスから往復1000キロの道のりを日帰りで旅してきたので、その印象を記しておく。  今回のジョアナのアルゼンチン・パラナーでの約4週間の滞在はアーティス