文●佐藤由美/写真●湯田義雄
text by YUMI SATO / photo by YOSHIO YUDA
本稿は、月刊ラティーナ2019年12月号に掲載されたものです。佐藤由美さんと湯田義雄のご協力で e-magazine LATINA に再掲させていただきました。
「グランドフィナーレ」と銘打たれた11月末までのプログラムは、残すところ…
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[2019.12]オキナワのブラジル
〜ブラジルからサンバチームが沖縄にやって来た…
文●翁長巳酉/写真●翁長巳酉&岡部徳枝
text by MIDORI ONAGA / photos by MIDORI ONAGA & NORIE OKABE
何とサンパウロのサンバチーム「アギア・ジ・オウロ」の面々16名が浅草サンバカーニバルの後に沖縄にやってきたのである。アギアとはもう25年以上のお付き合い。やっと沖縄に来てくれたのだ…
[2019.12]タンゴ・フォルクローレと
対峙する冬の一夜
青木菜穂子
セレステ・セプテー…
文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO
アルゼンチンタンゴやフォルクローレのエッセンスを華やかかつ堅実に鍵盤の上に昇華し、世界で活躍を続ける青木菜穂子。最近の主な活動にジョー・パワーズ(ハーモニカ)とのデュオやクアルテート・コンフェイト、トリオ・セレステ、最近ではアルゼンチンより凱…
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[2019.12]Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2019
ピーター・バラカンズ・ライヴ・マジック…
写真と文●石田昌隆
photos & text by MASATAKA ISHIDA
「ピーター・バラカンズ・ライヴ・マジック2019」が2日間、恵比寿ガーデンプレイスの、ザ・ガーデンホール、ザ・ガーデンルーム、ラウンジという3か所のステージで開催された。すでに毎年恒例のイベントとなっていて、今年で6回め。出演…
[2019.12]SEBASTIAN MACCHI
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RISA NAKAGAWA
文●宇戸裕紀 text by Hironori Uto
敬愛するカルロス・アギーレ、ゴンサロ・ディアスと待望の日本公演を終えたセバスティアン・マッキ。そしてセバスティアンが参加するルス・デ・アグアを聴いた時からセバスティアンが築く世界観に強く共鳴するザ・なつやすみバンドの中川理沙。2人に対談形式で…
[2019.12]水の音楽家
カルロス・アギーレ
文● 吉本 宏
text by HIROSHI YOSHIMOTO
現代アルゼンチンにおける音楽の思想家ともいえるカルロス・アギーレ。美しい風景を描くような彼の音楽の根底には大いなる自然への敬愛や感謝の念がある。この10月にセバスティアン・マッキ・トリオの一員として来日した彼は、強い絆でメンバーと心を通い…
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[2019.12]ジョアン・ジルベルト
ディスコグラフィー完全版
文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA
ジョアン・ジルベルト(1931年6月10日~2019年7月6日)のキャリアは50年、バイーアからリオに来て参加したヴォーカル・グループ、ガロートス・ダ・ルアからスタートした。同グループの2枚のSP盤(51年)ではサンバ人のゼー・ケチ、ウイルソン・バチスタの楽曲…
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[2019.12]ジョアンの音サウンドの秘密
文●中村善郎 text by YOSHIRO NAKAMURA
今年7月6日ボサノヴァの父と呼ばれたジョアン・ジルベルトが亡くなった。2006年の東京公演の模様を収録した映画『ライヴ・イン・トーキョー』の劇場公開とBlu-ray のリリース、スイス人監督によるドキュメンタリー映画『ジョアン・ジルベルトを探して』…
Uma Carta ao João Gilberto, Joãozinho
文●今福龍太 text by RYUTA IMAFUKU
ジョアンジーニョ。
赤紫色に燃える夕暮れの平原の片隅で車を止めた。ふと、きみのささやくような声を聞いたように思ったからだ。ヴィオラォンを持って外に出た。空気は柔らかい。ヤコブの梯子が彼方の雲間から七…