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世界の音楽情報誌「ラティーナ」

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#ラティーナ2019年11月号

【追悼】[2019.11]濃密なサンバ時代を生きた95歳の長老 ネルソン・サルジェント インタビュー

文●佐藤由美 text by YUMI SATO  ネルソン・サルジェント(Nelson Sargento|1924年7月25日 - 2021年5月27日)が5月27日に亡くなりました。新型コロナウィルス感染症のために、5月21日(金)より入院していました。96才でした。合掌。  ルーツ・サンバの真髄を知る最後の証人、ネルソン・サルジェント。90、92、94年以来、四半世紀ぶりの来日と聞いて胸躍らぬはずがない。創設37年、長年マンゲイラとの交流を培い、〝ヨコハマンゲイラ〟

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[2019.11]Adeus, nossa Praça Onze, adeus!!! 日本の《プラッサ・オンゼ》38年史を辿る ― 2019年11月末をもって幕を閉じる、ブラジル音楽の拠点へ捧げるオマージュ― 第2回

文●佐藤由美/写真●湯田義雄 text by YUMI SATO / photo by YOSHIO YUDA 本稿は、月刊ラティーナ2019年11月号に掲載されたものです。佐藤由美さんと湯田義雄のご協力で e-magazine LATINA に再掲させていただきました。  前号で、《プラッサ・オンゼ》は81年10月に店を構え、12月18日オープンという時間差について触れた。無計画の指摘もあながち間違いではないが、どうやら正規の開店準備を進めていたようだ。〝元祖ウェイタ

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[2019.11]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第2回「光を求めて」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA その時、僕は闇の中をひたすら赤い光を求めて歩き続けた。  2017年の秋。ジェーン・バーキンの出演するテレビの音楽番組。他の出演者も多数出演する。生放送では無いがそのライヴ感と緊張感を最大限に生かすために数百人もの観客を入れ、生放送さながらに収録する。その日のジェーンの出演はオーケストラとの共演で僕は編曲とピアノを担当する。収録スタジオ「ル・ゼニット」はパリの外れにある「ラ・ヴィレット」という文

[2019.11]THE PIANO ERA 2019 出演者インタビュー#6 高木正勝

文●編集部 text by LATINA  世界中からピアニストが集う祭典ザ・ピアノエラにおいて1回目から出演を重ねる高木正勝。現在暮らす山での生活、そしてそこで活動を重ねることで浮かび上がってくる独特の音楽的詩情を語ってもらった。 ── 秋が深まってきましたが現在お住まいの環境の季節の変化、そこから得られるものに関して教えていただけますでしょうか。 高木正勝 山間なので夏があっという間に終わって、ひんやりした日が続きます。ここでは一年のうち半年以上、ずっと寒いのだとい

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[2019.11]静寂のための音楽 吉本 宏 HIROSHI YOSHIMOTO

吉本 宏 ● 選曲家 /音楽文筆家 。bar buenos airesやresonance musicを友人らと主宰。選曲CDの制作、店舗への音響・音楽監修などを行う。 Yoshiharu Takeda『Aspiration』(2018年)

[2019.11]THE PIANO ERA 2019 出演者インタビュー#5 ハニャ・ラニ

文●オラシオ text by HORACIO  イギリスはマンチェスター発の最重要レーベルGondwanaから突然のリリースを成し遂げたポーランドのハニャ・ラニ。「シンデレラ・ガール」などと陳腐な形容をついしてしまいそうになるが、その繊細でミニマルな、非常に成熟したピアノ・ミュージックは、このレーベルにしては異色なサウンドでありながら世界中のファンを納得させたのだった。まだまだ謎に包まれたローカル・ヒロインのインタヴューを、本邦初公開。 ── 子どもの頃はどんな音楽を聴

[2019.11]─ 対談 ─ 昨年アルゼンチンツアーが大盛況! コトリンゴ × アルゼンチンの実力派グループ アカ・セカ・トリオ

通訳・文●坂本 悠 /写真●三田村 亮  アルゼンチン伝統音楽をベースにジャズ、クラシック、ロック、ブラジル音楽などをミックスし、洗練されたコンテンポラリーフォルクローレを追求する、現代アルゼンチン音楽界を牽引するアカ・セカ・トリオ。  卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声、独自の世界観を紡ぐ楽曲で、人気を博すシンガーソングライター、コトリンゴ。昨年は初の海外ツアーとなったアルゼンチン公演を大盛況のうちに終え、今後の活動がますます気になるところ。  アカ・セカ・トリオをかね

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[2019.11]THE PIANO ERA 2019 出演者インタビュー#4 ゴールドムンド

文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU  ピアノ音楽の現在と未来を様々な形で体感出来る至福のフェスティバル、ザ・ピアノエラが2年ぶりに開催され、ポスト・クラシカルの最重要人物ゴールドムンドが久しぶりの来日を果たす。彼のこれまでの音楽経歴と昨年出されたアルバムについて、そして待望の来日について語ってもらった。 ── まず幼少期の音楽環境は? ゴールドムンド 父が楽器を演奏する人で、僕が10歳の頃からギター、ベース、ドラムだけでなく、録音やミキシングのや

【追悼】[2019.11]ブラジルサンバ界の最長老 ネルソン・サルジェント 来日レポート

文・写真●渡部晋也 text & photo by SHINYA WATABE  ネルソン・サルジェント(Nelson Sargento|1924年7月25日 - 2021年5月27日)が5月27日、亡くなりました。96才でした。新型コロナウィルス感染症のため、5月21日(金)より、入院していました。  その夜、羽田空港国際線ターミナルに横浜を拠点とする日本のエスコーラ・ヂ・サンバ、サウーヂのメンバーが集まっていた。待ち受けていたのはブラジルサンバ界の最長老であり、数多く

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[2019.11]オルヂナリウス 音楽大国ブラジルが生んだ実力派ヴォーカルグループ 間もなく来日!

文●宮ヶ迫ナンシー理沙 text by NANCI LISSA MIYAGASAKO  数年前のこと。先見の明が評判のジョイスに、リオの最近の面白いアーティストについて尋ねたところ、「ヴォーカルグループがおもしろい」と教えてくれた。オルヂナリウスはそのなかでも、一際目を引く活動をしていたグループだ。パンデイロなどの打楽器を有効に使い、数々の名曲カバーを印象に残るアレンジで歌う。センスのいいミュージックビデオは大評判で、再生回数が40万回に及ぶものもある。  いよいよ彼ら

[2019.11]Traveling to the MIYAZA-WORLD〜宮沢和史の音楽愛を立体化する4日間〜

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  ザ・ブーム解散後の2016年、健康上の理由もあり表舞台での歌唱活動の無期限休業を発表した宮沢和史が、昨年秋から本格的に再始動。デビュー30周年の今年、新作『留まらざること 川の如く』を発表した。  10月下旬に開催の「宮沢和史・デビュー30周年記念コンサート~あれから~」に続き、11月には「Traveling to the MIYAZA-WORLD~ようこそ宮沢の世界へ」と題するコンサートを行なう。自身の音楽家人生

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[2019.11]静寂のための音楽 エルナン・ハシントHERNAN JACINTO

エルナン・ハシント ● アルゼンチン出身の作曲家・ピアニスト。ソロ作『LUA』、『CAMINO』に加えてファビオ・カドーレとの『ACTO 1』、『ACTO 2』に加え、ダニエル・”ピピ”・ピアソラ、ヘロニモ・カルモナとのトリオなど数多くのグループに参加。 Pat Metheny & Charlie Haiden『Beyond the Missoury Sky』(1996年) 

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[2019.11]静寂のための音楽 フアン・フェルミン・フェラリス JUAN FERMIN FERRARIS

フアン・フェルミン・フェラリス (JUAN FERMIN FERRARIS)● アルゼンチンのラ・プラタのバンド、クリバスのピアノ/ヴォーカル/作曲担当。クリバスとして、2020年2月初来日。 Brad Mehldau『Ode』(2012年)

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[2019.11]静寂のための音楽 オラシオ HORACIO

オラシオ ● ライター、コラムニスト。基本的にゆるいエッセイ系です。11月はポーランド映画祭でトーク2つ出演します。 Febian Reza Pane『Sweet Radiance』(2001年)