文●成田佳洋
text by Yoshihiro Narita
世界各地のフォークロアに根ざしつつ、ジャズ、クラシカル、ロックなど多彩な要素を取り込む新しいコンポーザー、器楽系ミュージシャンの活躍が近年目ざましい。
例えば本誌でも近年取り上げられる機会が増えている音楽家たち——アルゼンチンのカルロス…
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[2016.05]新しい世界の作曲家たちを知るためのディスクガイド30選 【新しい世界の作曲…
選・文|成田佳洋/花田勝暁
①André Mehmari『As Estações Na Cantareira』(2015年)
ブラジル音楽も、ジャズもクラシカルも——ピアニストであり、作曲家、アレンジャー、マルチプレイヤー——アンドレの多層・多彩な才能を知るのに最も相応しい傑作が本作と言えよう。コントラバスとドラムとピア…
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[2018.02]コトリンゴ 〜 新作/ピアノ/歌詞にまつわる対話
文●成田佳洋 text by YOSHIHIRO NARITA
昨年11月に新作『雨の箱庭』をリリース、デビュー10周年を迎えたコトリンゴ。ピアニスト・シンガーソングライターとしての活動とともに、音楽を担当した映画『この世界の片隅に』では日本アカデミー賞優秀音楽賞も受賞するなど、映画やCM音楽の世界でも多…
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[2019.11]静寂のための音楽 成田 佳洋 YOSHIHIRO NARITA
成田 佳洋 ● レーベルNRT代表、ときどき文章。ピアノ・フェスティバル<THE PIANO ERA>主催の一人。www.nrt.jp
寺尾紗穂『楕円の夢』(2015年)収録「停電哀歌」
文●成田佳洋 text by YOSHIHIRO NARITA
アルペジオ中心のナイロン弦ギター演奏と歌のみ、というスタイルをデビュー作から貫き、6作目となる新作『qp』のリリースを迎えた青葉市子。時折カヴァー楽曲を取り上げつつも、基本的には自身の楽曲を他の演者の力を借りずに演じきってしまうその姿は、ま…