世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.04]QUER SWINGAR VEM PRA CÁ 〜メストリと交わした大きな約束を果たすまでの道のり〜

[2018.04]QUER SWINGAR VEM PRA CÁ 〜メストリと交わした大きな約束を果たすまでの道のり〜

文●宮澤摩周 texto por MASHU MIYAZAWA 本稿は、月刊ラティーナ2018年4月号に掲載されたものです。宮澤摩周さんのご協力で e-magazine LATINA に再掲させていただきました。 本エントリーは、3/23(火)までは無料でお読みいただけます。3/24(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。

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[2018.04]AFRO BAHIA 2018 〜アフロ・バイーアの静かなる新潮流〜メールインタビュー LUEDJI LUNA

[2018.04]AFRO BAHIA 2018 〜アフロ・バイーアの静かなる新潮流〜メールインタビュー LUEDJI LUNA

メールインタビュー●宮ヶ迫 ナンシー理沙 texto por NANCI LISSA MIYAGASAKO ©Danilo Sorrino —— 生まれ育った環境や自身のストーリーについて教えていただけますか?  私は、サルヴァドール出身です。カブラという地区で生ま れ、ブロタスというところで育ちました。今は、サンパウロとサルヴァドールを行き来しながら生活しています。音楽は、両親が聞いていた音楽にとても影響を受けました。ミルトン・ナシメント、ルイス・メロヂア、ジャヴァン

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[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来─ 濱瀬元彦〜世界から「発見」される日本の音楽

[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来─ 濱瀬元彦〜世界から「発見」される日本の音楽

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  中古市場で高値で取引されていた濱瀬元彦氏の88年作『樹木の音階』と、93年作『テクノドローム』の2作が、昨年、公式にデジタル配信されて話題になった。 『樹木の音階』(1988) 『テクノドローム』(1993) 今年は、それ以外のアルバムも含めてレコード/CDでのヨーロッパでの再発が決定しているという。世界から「発見」される日本人音楽家として、今、濱瀬氏の周りで何が起こっているのか。濱瀬氏に話をうかがった。

[2018.04]【短期連載】 The Latin Music
 is a Tramp!#9(最終回) チューチョ・バルデス&ゴンサーロ・ルバルカバ

[2018.04]【短期連載】 The Latin Music is a Tramp!#9(最終回) チューチョ・バルデス&ゴンサーロ・ルバルカバ

文●山本幸洋 ドナルド・トランプがUS大統領に就任し一年が経過した。移民の国を人種(混血が進んでいるので事実上は肌の色)と民族と宗教で分離し、対立と分断をあおる手法に対し多くの人々が危惧しているが、いまのところ人々の声の力と英知によって、不可逆で致命的な混乱は生じていない。  咋2017年にキューバン〜ラテン・ジャズのミュージシャンが多数来日することを受けて、西アフリカ文化とスペイン文化が混じり発展したキューバの音楽文化が、アフリカン・アメリカンの都市音楽ジャズやアフリカ

[2018.04]島々百景 #26 八重山諸島・竹富島

[2018.04]島々百景 #26 八重山諸島・竹富島

文と写真:宮沢和史  沖縄県の石垣島から船に乗って南西へ進むとあっという間に小さな島に着く。石垣島のフェリー乗り場周辺の雑踏からたった15分で次元をひとつまたいだほどの別世界に上陸することができる。その島の名前は竹富島。島のおじさんが三線を弾いて歌いながら水牛車で島内を案内している光景をテレビなどでご覧になったことがあるかと思うが、そう、まさにあの島である。星の数ほどある琉球弧の民謡の中で最も知名度が高く、多くの人に親しまれている「てぃんさぐぬ花」と肩を並べる名曲「安里屋ゆ

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[2018.04]風を奏でる音楽家のダイアリー #09  作曲(前編)

[2018.04]風を奏でる音楽家のダイアリー #09 作曲(前編)

文●ジョアナ・ケイロス  混ざり合う音色がもたらす感覚が、とても不思議だった。それに音色や楽器、音楽性のアイディアを聴きわけることも最初はできなかった。だんだん耳が訓練されて、聴く音を整理できるようになって、低音、高音、ハーモニー、メロディー、パーカッションや、弦、菅などその他の音などが細かく聴きわけられるようになった。馴染みのあった6弦と7弦ギター、バンドリン、カヴァキーニョ以外に、ソプラノ、テナー、アルトのリコーダー、チェロ、バイオリン、コントラバスも咄嗟に判別できるよ

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[2018.04]【連載 TÚ SOLO TÚ #216】ジャンルを超えて紡ぎ出される新たな音楽的融合
(U)NITYの織りなす斬新なサウンド

[2018.04]【連載 TÚ SOLO TÚ #216】ジャンルを超えて紡ぎ出される新たな音楽的融合 (U)NITYの織りなす斬新なサウンド

文●岡本郁生  高橋慎一監督による話題の映画『Cu-Bop across the border』が公開中だ。2015年に公開されて異例のロングランを記録した『Cu-Bop CUBA~New York music documentary』をもとに、その後に激変したキューバ~米国情勢を踏まえて再撮影と再編集を施した作品である。前作にはなかった、ラッパーのテルマリーによるナレーションが挿入されるなど、よりわかり易さが工夫されているが、基本的な骨格は変わっていない。つまり、キューバ

[2018.04]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第3回 グリセール

[2018.04]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第3回 グリセール

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA  作詞はホセ・マリア・コントゥルシ。前回紹介した歌のタンゴの第1号曲「ミ・ノーチェ・トリステ」の作詞者パスクアル・コントゥルシの息子である。パスクアルは23歳の時、17歳の妻イルダと結婚し、ホセ・マリアが誕生するのだが、ほどなくパスクアルはある女性を追っかけてモンテビデオに行くが、あっさり捨てられそこで「ミ・ノーチェ・トリステ」を作ることになる。その後ブエノスアイレスに帰って来るが、事実上の離婚状態で、1927

[2018.04]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #10 『影』

[2018.04]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #10 『影』

文●フアン・フェルミン・フェラリス 〈時々私は影に従う/時々ついてくる/ちっぽけな影よ もし私が死んだら/誰とともに歩むのだろう〉 フリオ・サントス・エスピノサ作「私の影へのビダーラ」  最初に影について考えたのは、知らせがあった日でした。ちょうど音楽学校の中にあるレコーディングスタジオでピアニストとしての最初のジャズアルバムを準備していたのですが、そこは幼い頃に何度か通った場所でした。そこでの私はとてもいたずらっ子だったのですが、それはまた別の話です。一番美しい記憶は、

[2018.04]【第11回
カンツォーネばかりがイタリアじゃない】スフィアンからザローネまで現代イタリア映画音楽事情

[2018.04]【第11回 カンツォーネばかりがイタリアじゃない】スフィアンからザローネまで現代イタリア映画音楽事情

文● 二宮大輔 『君の名前で僕を呼んで』 ※4月27日 TOHOシネマズ シャンテ 他全国ロードショー ©Frenesy, La Cinefacture  今年4月に日本でも公開予定のアメリカ映画『君の名前で僕を呼んで』(Call me by your name)の音楽を、神秘的な楽曲が人気のSSWスフィアン・スティーヴンスが担当したということで、大いに注目を集めている。避暑のため北イタリアに来た17才の少年が、大学教授である父の教え子の男性に出会い恋をするというあらすじ