[2017.12]伊東友子『エスペランサ』─ エリオ・アルヴェス・トリオとの録音を軸に、ダイナミックな歌声を披露
文●中原 仁
94年に渡米し、ニューヨークを拠点にジャズ・シンガーとして活動してきた伊東友子(Yuko Ito)。その後ブラジル音楽に目覚め、2009年以降、ブラジリアン・ジャズ志向のリーダー作を2枚リリースし、ライヴ活動も積極的に行なっている。
最新のサード・アルバムが『エスペランサ』。ジョイス・モレーノのバンドで、また今年は渡辺貞夫とモニカ・サルマーゾのライヴでも来日したニューヨーク在住のピアニスト、エリオ・アルヴィスのトリオを軸に、ジャズ・ピアニストの福森道華と