世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.09]ブラジルフィールドワーク #04 ファヴェーラ
サンタマルタ 
リオデジャネイロ
プロタゴニズモを学んだ場所

[2018.09]ブラジルフィールドワーク #04 ファヴェーラ サンタマルタ リオデジャネイロ プロタゴニズモを学んだ場所

文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO  狭く入り組んだ路地を歩けば、耳の奥にボサノヴァの名曲「コルコヴァード」が蘇ってくる。サンタマルタから仰ぎ見る、ひときわ高いコルコヴァードの丘の上に立つキリスト像は、人々の暮らしを抱きしめるように、こちらを向いていつも静かに両手を広げている。  サンタマルタはリオデジャネイロ市内に800ヶ所以上あると言われるファヴェーラのひとつ。私にとっては20年間通い続けてきた思い入れの深い場所だ。 

[2018.09]島々百景 #31 徳之島

[2018.09]島々百景 #31 徳之島

文と写真:宮沢和史 ワイド ワイド ワイド 我きゃ牛ワイド  全島一ワイド 三京の山風 如何荒さあても 愛しゃる牛ぐゎに 草刈らじうかりゅめ ウーレ ウレ ウレ 手舞んけ 足舞んけ 指笛吹け 塩まけ ウーレ ウレ ウレ 我きゃ牛ワイド 全島一ワイド ワイド ワイド ワイド 俺の牛が一番 島で一番 三京の山風がいくら荒れ吹いても 愛しい牛っ子のためにゃ 草を刈らずにいられない ウーレ ウレ ウレ 手踊り 足踊り 指笛を吹いて 塩を撒け ウーレ ウレ ウレ  俺の

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[2018.09]【連載 TÚ SOLO TÚ #221】ルベン・ブラス、最新アルバム
『メドロ・マデラ』に込められた想い

[2018.09]【連載 TÚ SOLO TÚ #221】ルベン・ブラス、最新アルバム 『メドロ・マデラ』に込められた想い

文●岡本郁生  このところ意欲的な活動を続けているルベン・ブラデスの最新アルバムが届いた。なのだが…… 『メドロ・マデラ』と題されたこの作品、ある意味で謎だらけの1枚なのだ。なにしろ、ルベンの声がまったく出てこないのである。いったいこれは、どういうことなのか?  バックをつとめているのは、最近の2作『ソン・デ・パナマ』と『サルサ・ビッグ・バンド』で組んでいるロベルト・デルガド(ベース)が率いるバンドである。ロベルト・デルガド&オルケスタのリズム・セクションにトランペッ

[2018.09]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第8回 最後の酔い(ラ・ウルティマ・クルダ)

[2018.09]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第8回 最後の酔い(ラ・ウルティマ・クルダ)

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA タンゴに限らず、作詞者と作曲者がどうやって曲を作っていくのか、ということは意外と音楽ファンには知られていないのではないだろうか。今回の「最後の酔い」は珍しくその完成の瞬間がエピソードになって残っているケースである。  作詞はカトゥロ・カスティージョ Cátulo Castillo。タンゴ初期の大作詞家ホセ・ゴンサレス・カスティージョを父に持ち、1906年ブエノスアイレスに生まれた。父がアナーキストだった関係で

[2018.09]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #15 『メキシコ・ツアー』

[2018.09]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #15 『メキシコ・ツアー』

文●フアン・フェルミン・フェラリス  友人であるハビエル・ナダル・テスタの誘いによってメキシコをツアーし、メキシコシティから戻ったばかりです。デュオとして2年が過ぎようとしていますがうまくいっています。そして新しいプロジェクトの下で我々の最初のシングルを10月に発表するアイデアがありました。この曲に加え作曲したものは、フォーク、ポップ、ラップというマーケットに近づくための何か新しいものをという意図がありました。このプロジェクトは“El día de la suerte(運命

[2018.09]『TUQTI』から始まる
新しいダニ・グルジェル ダニ・グルジェル&チアゴ・ハベーロ インタビュー

[2018.09]『TUQTI』から始まる 新しいダニ・グルジェル ダニ・グルジェル&チアゴ・ハベーロ インタビュー

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  2013年の初来日以来、5年連続でDDGQ(ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート)としてアルバムを携え来日していたサンパウロ新世代を牽引する才能、ダニ・グルジェル。今年は、ソロアルバム『TUQTI(トゥクチ)』を携え、日本ツアーのためにソロ名義で来日した。  『TUQTI』とはどんなアルバムなのか? ソロ名義の「ダニ・グルジェル」が目指すサウンドがどんなものなのか? ダニ・グルジェルと、ダニの夫で本作のプロ

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜北欧、中欧

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜北欧、中欧

文●オラシオ text by HORACIO ◆北欧 Musicmusicmusic

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜ブラジル

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜ブラジル

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA Leandro Cabral Deangelo Silva A Engrenagem  19世紀半ばにはリオで既にインストゥルメンタルが基本の都市型ポピュラー音楽、ショーロが誕生していたブラジルには、広大なインスト音楽の世界な広がっている。生きるレジェンド、エグベルト・ジスモンチ、エルメート・パスコアール、ギンガらの影響力は絶大で、ヤマンドゥ・コスタを筆頭に中堅層も厚く、精力的に活動している。

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜南アフリカ

[2018.09]特集:ワールド×ジャズ ワールド×ジャズ注目のシーン 〜南アフリカ

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA Thandi Ntuli  1994年のアパルトヘイト廃止以来、どんどん盛んになってきた南アフリカの音楽シーン。ダンス・ミュージックのクワイトやゴムが国外からも注目を高めてきたが、コンテンポラリー・ジャズのシーンにも熱い視線が注がれている。

[2018.09]ヂアナ・オルタ・ポポフ 正統ミナス音楽を
21世紀にアップデートする

[2018.09]ヂアナ・オルタ・ポポフ 正統ミナス音楽を 21世紀にアップデートする

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  トニーニョの右腕として活躍してきたユリ・ポポフ(b)の娘で、トニーニョの姪でもあるヂアナ・オルタ・ポポフ。2013年に素晴らしいデビューアルバム『Algum Lugar』をリリースして以降、リリースがなく大変寂しく思っていたところで、彼女に連絡をとるとセカンドアルバム『Amor de verdade』が完成したところだと言う。新世代のミナスの才能であることは間違いないが、彼女の音楽は楽理的に難解な方に向かうので

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