世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.06]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第5回 聖なる十字架の下に~ブロンカ(憤怒)

[2018.06]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第5回 聖なる十字架の下に~ブロンカ(憤怒)

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA Mario Battistella Al Pie De La Santa Cruz  このタンゴは決して有名な曲ではないが、タンゴには珍しく社会性を反映した先駆的作品として評価されている曲である。1933年発表、エンリケ・デルフィーノ作曲、マリオ・バティステーラ作詞。発表後発売されたのはカルロス・ガルデル(ギター伴奏、9月18日録音)とアルベルト・ゴメス(オルケスタ・ティピカ・ビクトル伴奏、10月11日録音