文●本田 健治
text by Kenji Honda
「ミロンゲーロなんてもういないよ。いなくなりつつあるんだよ。」というビクトル・ロメロの言葉と共にこの映画は始まる。続いて「今、技術的にはよくなっているよ…それは認めないと…間違いなくね。でもテクニックばかりが先行して心が欠けているね」というル…
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[2019.03]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第14回 最終列車…
文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA
今年(2019年)はアストル・ピアソラ作曲=オラシオ・フェレール作詞の名コンビによる大ヒット曲「ロコへのバラード」(Balada para un loco)が発表されて50年という記念の年にあたる。この「ロコへのバラード」大ヒットの発端となったのは、あるコンクールで2…
文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO
アンジェラ・パピアーニ。先住民族の伝統文化保持の活動を40年に渡って続けてきた人。現在は「Ikore」という団体を立ち上げて、民族の伝説や歴史を村人から聞き取り、それを民族言語とポルトガル語で本や音声記録にまとめるという活動…
文●斉藤真紀子
text by MAKIKO SAITO
竜巻で被災した、キューバの人びとを支援したい。そんな思いが集まって、夢の共演が実現した。
「私たちに何かできることはない?」キューバ出身のミュージシャン、ルイス・バジェのもとに、仲間から次々とメッセージが集まったのは、1月27日にキューバの…
[2019.03]音の建築士
Leandro César
文●宮ヶ迫ナンシー理沙 text by NANCI LISSA MIYAGASAKO
ミナスの創作楽器集団「UAKTI(ウアクチ)」の正統なる後継者と呼ばれ、ミナスの若手作曲家たちの中心のひとりであるイレーニ・ベルタシーニの音楽的なパートナーとしても活躍するレアンドロ・セーザル。イレーニとのデュオ名義でリリース…
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[2019.03]歌い遊ぶ沖縄の生命賛歌〜
『登川誠仁&知名定男ライブ!』を聴く
文●松村 洋
text by HIROSHI MATSUMURA
戦後の沖縄民謡界を支えた巨人のひとり、セイグヮーこと登川誠仁(1932〜2013)が、東京・青山CAYのステージで歌った。サポート役は12歳から登川家に住み込み、民謡修行の日々を過ごした知名定男である。2001年9月5日、登川は満68歳、知名は満56歳。18…
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[2019.03]映像は踊る 3本のドキュメンタリー映画
『セメントの記憶』『あまねき旋律』…
文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU
映画は、映像と音で構成される。その音には台詞や環境音、音楽などが含まれ、中には音楽がとても豊かで重要な役割を果たす作品がある。ここで紹介する3本のドキュメンタリーもそんな作品で、いずれも〝ダンス〟を感じさせる内容だが、そのアプローチについては…