世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.10]Adeus, nossa Praça Onze, adeus!!! 日本の《プラッサ・オンゼ》38年史を辿る ― 2019年11月末をもって幕を閉じる、ブラジル音楽の拠点へ捧げるオマージュ― 第1回

[2019.10]Adeus, nossa Praça Onze, adeus!!! 日本の《プラッサ・オンゼ》38年史を辿る ― 2019年11月末をもって幕を閉じる、ブラジル音楽の拠点へ捧げるオマージュ― 第1回

文●佐藤由美/写真●ラティーナ・アーカイブ text by YUMI SATO / photo by LATINA's archives 本稿は、月刊ラティーナ2019年10月号に掲載されたものです。佐藤由美さんのご協力で e-magazine LATINA に再掲させていただきました。 プラッサ・オンゼの終わりとともに、エスコーラ・ヂ・サンバも絶えてしまうんだね。タンボリン、全ファヴェーラが涙し、サルゲイロやマンゲイラのモーホ(丘)も泣いている。エスコーラが出て来ない

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[2019.10]『ジョアン・ジルベルトを探して』
ジョルジュ・ガショ監督インタビュー

[2019.10]『ジョアン・ジルベルトを探して』 ジョルジュ・ガショ監督インタビュー

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  期せずしてジョアン・ジルベルト追悼上映となったドキュメンタリー映画『ジョアン・ジルベルトを探して』。公開前の8月前半、スイス国籍も持つフランス人監督、ジョルジュ・ガショが来日した。J─ WAVE主催の試写会で行なった公開インタビューと前後の会話を再構成し、ここにお届けする。本誌8月号に掲載された、圷滋夫さんによる映画の紹介記事と合わせてお読みください。  映画の中では神経質な人柄にも見えるガショ監督だが、長年ブラ

[2019.10]バジ・アサド来日記念interview

[2019.10]バジ・アサド来日記念interview

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  ブラジルを代表するクラシック・ギターのデュオ、セルジオ&オダイル・アサド、通称アサド兄弟の妹、バジ・アサド。彼女の演奏を初めて生で聴いたのは約20年前だった。USA録音の『カメレオン』の日本盤が発売された後、プロモーションで来日し、番組用に1曲、生演奏してくれたのだが、兄譲りの確かなギター・テクニックもさることながら、変幻自在のヴォイス・インプロヴィゼーションに度肝を抜かれた。  それ以前に会った兄2人もクラシック

[2019.10]キューバのスーパーユニット
Interactivo
〜メンバー一人ひとりの精神にはロックが宿っている〜

[2019.10]キューバのスーパーユニット Interactivo 〜メンバー一人ひとりの精神にはロックが宿っている〜

文●山本幸洋 text by TAKAHIRO YAMAMOTO  2年続けてFUJI ROCK出演、今年はブルーノート東京公演も果たしたキューバのスーパー・ユニット:インテラクティーボ(本稿は著者の意向によりスペイン語読みで表記します)。聞くところによると、FUJI ROCKの代表がキューバに行った際にインテラクティーボのライヴを観て気に入り、FUJI ROCK出演が決定、しかも私家盤同然だった音源(本誌16年6月号2010年代の世界の音楽、キューバ稿参照)も、新たに起こ

[2019.10]ペドロ・マルチンス
『Caipi』を経て歌う
新作『VOX』

[2019.10]ペドロ・マルチンス 『Caipi』を経て歌う 新作『VOX』

文●中原 仁 text by JIN NAKAHARA  10代で録音したデビュー作『Sonhando Alto (Dreaming High)』を通じて注目を集めたギタリスト、ペドロ・マルチンス。ブラジリア出身、現在26歳。2017年、コンテンポラリー・ジャズの大御所ギタリスト、カート・ローゼンウィンケルがブラジル音楽に接近したアルバム『Caipi』で共同プロデューサー/ヴォイス・パフォーマーをつとめ、アントニオ・ロウレイロ、フレデリコ・エリオドロと共にカートのカイピ・

[2019.10]高橋AYUO あるサイケデリック・ボーイの立体的自叙伝

[2019.10]高橋AYUO あるサイケデリック・ボーイの立体的自叙伝

文と写真●松山晋也 text & photos by SHINYA MATSUYAMA  7月3日にすみだトリフォニー小ホールでおこなわれたあるコンサートを観ながら、私はちょっとした感慨に包まれていた。「AYUOの自叙伝立体プロジェクトも、これでようやく完成したんだな……」と。《アウトサイド・ソサエティ》と題されたそのコンサートとほぼ同時期、AYUOは『Outside Society』というニュー・アルバムもリリースした。更に、去年9月には「Outside Society

[2019.10]akiko × 林 正樹

[2019.10]akiko × 林 正樹

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  幅広い音楽性で独自のポジションを築いてきたジャズ・ヴォーカリストのakikoと、ピアニストの林正樹が、初のデュオ作『spectrum』を完成させた。口ずさむようなヴォーカルと、リリシムズ溢れるピアノが静謐でニュアンスに富んだ音楽を紡ぐ。傑作アルバムを完成させた2人に話をきいた。 ▼ ── 林さんがSNSで「個人的にも繰り返し聴きたいと思える素敵な作品になったと自負しております」と書かれてました。 林 正樹

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[2019.10]「OTTAVA Aria」と共にある暮らし
“日本の新しい室内楽”を楽しむラジオ〜プレゼンターのゲレン大嶋に訊く〜

[2019.10]「OTTAVA Aria」と共にある暮らし “日本の新しい室内楽”を楽しむラジオ〜プレゼンターのゲレン大嶋に訊く〜

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA ── OTTAVAとゲレンさんがプレゼンターを務める番組「OTTAVA Aria」のことを教えていただけますか? ゲレン大嶋 OTTAVAは2007年に開局したインターネット・ラジオ局で、クラシック音楽が中心です。ぼくも開局以来プレゼンターを務めていて、クラシックをメインとしながらも、ぼくの番組では、所謂クラシックにカテゴライズされない音楽もかけてきていました。今、「OTTAVA Aria」を収録しているスタジ

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[2019.10]land 
    & quiet
 伊藤ゴロー バンド志向 新プロジェクト

[2019.10]land & quiet  伊藤ゴロー バンド志向 新プロジェクト

文●渡辺 亨 text by TORU WATANABE  『land&quiet』は、伊藤ゴロー(ギター、プログラミング)、佐藤浩一(ピアノ)、福盛進也(ドラムス)による同名トリオの初アルバムだ。アルバムは伊藤ゴローのプロデュースで、すべての曲のアレンジも彼が手掛けている。が、land&quietは、伊藤個人のプロジェクトではなく、〝バンド〟という意識が強いという。ただし、アルバムにも参加している角銅真実(ヴィブラフォン、パーカッション、ヴォーカル)とロビン・デュプイ(チ

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[2019.10]フォルクローレ、フラメンコ、クラシック…

多様なバックボーンを持つ

もっとも期待される若手ギタリスト 菅沼聖隆

[2019.10]フォルクローレ、フラメンコ、クラシック… 多様なバックボーンを持つ もっとも期待される若手ギタリスト 菅沼聖隆

文●徳永伸一郎 text by SHIN-ICHIRO TOKUNAGA  2012年、ギタリスト智詠氏とのデュオ「Masa & Chiei」として16歳で衝撃的なCDデビューを果たした若きギタリスト、菅沼聖隆(すがぬま・まさたか)のその後を御存知だろうか。高校卒業後は、フォルクローレ、フラメンコと共に取り組んできたクラシックギターの修行の為、セビーリャ高等音楽院に留学。すでに数々のコンクールで優秀な成績を収めており、将来がもっとも期待される若手ギタリストの筆頭だ。このほど

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