世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[1989.08]今月のアーティスト紹介 スピック&スパン

[1989.08]今月のアーティスト紹介 スピック&スパン

 e-magazine LATINA の2021年2月の特集「日本のラテンシーンを作ってきた人たち〜ブラジル音楽編」に関連して、佐藤由美さんのご協力で、月刊ラティーナ1989年8月号からアーカイヴ記事を掲載します。 紹介人■佐藤由美  昨年(※1988年)2月、折しも来日中のジョイス姉さんが「アタシ、これからヨシダのレコーディングに付き合うことになってんの。じゃ行ってくるわね」と、ギター1本だけ抱えてふらり外出してしまった。おいおい、姉さんどこに行くの……と追いかける

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[2020.09]ヂアナ・オルタ・ポポフの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

[2020.09]ヂアナ・オルタ・ポポフの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

©️Cédric Azan ヂアナ・オルタ・ポポフ●プロフィール  叔父トニーニョ・オルタ、父ユリ・ポポフの才能を受け継ぎ、正統ミナス音楽を21世紀にアップデートするミナス新世代の宝石のような才能。ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチに生まれ、リオで音楽に囲まれて育つ。ブラジル新世代の傑出した才能ジョアナ・ケイロスとは幼馴染。2018年にリリースされた『アモール・ヂ・ヴェルダーヂ』は、彼女の歌の繊細さ、楽曲の持つミナス特有の透明感とメロディやコードの美しさが、聴くほどに

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[2020.09]トニーニョ×ジャキス×スザーノ×リミーニャ─ブラジル音楽界の最重要人物たちによるスーパーユニット「シンカンセン」が日本に捧げるアルバムをリリース | トニーニョ・オルタ インタビュー

[2020.09]トニーニョ×ジャキス×スザーノ×リミーニャ─ブラジル音楽界の最重要人物たちによるスーパーユニット「シンカンセン」が日本に捧げるアルバムをリリース | トニーニョ・オルタ インタビュー

文●花田勝暁  もう何回聴いたか分からないが、特殊で特別、ここにしかない 「大人のためのインストゥルメンタル音楽」だ。ずっと聴いていられる。  トニーニョ・オルタ×ジャキス・モレレンバウム×マルコス・スザーノ×リミーニャによるブラジル音楽界の重要人物4人によるユニット「シンカンセン」。ブラジル音楽ファンには、この4人の名前の連なりを見るだけでなかなかの衝撃度だが、ということは編成は... ギター×チェロ×パーカッション(但し、エレトロアクースティコ)×ベース。一体どんなサ

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[2019.10]宍戸 開
お気に入りのトニーニョ・オルタ作品

[2019.10]宍戸 開 お気に入りのトニーニョ・オルタ作品

インタビュー・文 ● 編集部 text by LATINA ■ 出会い  心地よい音楽を求めて、フュージョンから入ってブラジル音楽を聴くようになりました。  当時の天気予報で流れていて、誰でも一度は聴いたことがあるけど、誰が歌っている何という曲がわからないっていう時代があったんですけど、追っていったらトニーニョに行き着きました。  最初はやっぱりパット・メセニーでした。メロディアス性もあるんだけど、ボサノヴァほどじゃない。トニーニョとジョイントする作品とかあって、「あ

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[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス音楽を作り上げたアーティスト達〜

[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス音楽を作り上げたアーティスト達〜

 ブラジルの内陸部の州、ミナス・ジェライス。日本語にすると「鉱山一般」となり、その州名からも分かるように、さまざまな鉱物資源が豊富に産出される地域である。植民地時代の州都=オウロ・プレットで17世紀末に金鉱が発見され、18世紀には繁栄を極めた。また教会も非常に多い土地柄である。  そういう土地から生まれてきたのが、ミルトン・ナシメントを代表とするミナスの音楽だ。  教会音楽に強い影響を受けたハーモニーやメロディー、フォルクローレにも近い土の匂いのする素朴な感覚、ビートルズ

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[2019.10]キャリア50周年を迎えたミナスの至宝
トニーニョ・オルタ 間もなく来日公演

[2019.10]キャリア50周年を迎えたミナスの至宝 トニーニョ・オルタ 間もなく来日公演

文●編集部 text by LATINA ■「トニーニョ・オルタ はハーモニーの王だ」── トム・ジョビン ■「どの国に暮らす音楽家だって、創造性が豊かで唯一無二のスタイルを持つトニーニョ の楽曲が好きだ。メロディックで調和のとれた曲の展開は重力に逆らって進むようだ」── パット・メセニー  1948年12月、ブラジル、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチ生まれの生粋のミネイロ(ミナス人)。幼少の頃より母親から手ほどきを受けながら独学でギターを学んだトニーニョ・オルタ。

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[2019.08]トニーニョ・オルタ自身が語るトニーニョの名曲

[2019.08]トニーニョ・オルタ自身が語るトニーニョの名曲

Aquelas Coisas Todas Toninho Horta  ルイス・アルベルト・サルトリ監督の、歴史的な街に生きる人物を主人公としたドキュメンタリー『Dona Olímpia de Ouro Preto』のために書いた曲です。1970年にオウロ・プレットの坂道などにインスピレーションを得て、「Dona  Olímpia」「Serenade」 「Igreja do Pilar」「Aquelas Coisas Todas」の4曲書きました。このインストゥルメンタ

[2018.12]ギタリスト対談
尾花 毅×鈴木大介 ブラジルの鬼才
ギタリストたち

[2018.12]ギタリスト対談 尾花 毅×鈴木大介 ブラジルの鬼才 ギタリストたち

文/写真●宮ヶ迫ナンシー理沙 text & photo by NANCI LISSA MIYAGASAKO  3人の鬼才(エグベルト・ジスモンチ/ギンガ/ヤマンドゥ・コスタ)は、ギタリストの目にどのように映るのか。ジスモンチと対談経験があり、クラシックギター奏者として活躍する鈴木大介さんと、日本で数少ない7弦奏者の尾花毅さんによる対談。 ▲ 鈴木大介 ヤマンドゥは認識の上では、ちょっとブラジルじゃないんですよ。演奏スタイルも。最初に師事したギタリストもアルゼンチン人だっ

[2018.09]ヂアナ・オルタ・ポポフ 正統ミナス音楽を
21世紀にアップデートする

[2018.09]ヂアナ・オルタ・ポポフ 正統ミナス音楽を 21世紀にアップデートする

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  トニーニョの右腕として活躍してきたユリ・ポポフ(b)の娘で、トニーニョの姪でもあるヂアナ・オルタ・ポポフ。2013年に素晴らしいデビューアルバム『Algum Lugar』をリリースして以降、リリースがなく大変寂しく思っていたところで、彼女に連絡をとるとセカンドアルバム『Amor de verdade』が完成したところだと言う。新世代のミナスの才能であることは間違いないが、彼女の音楽は楽理的に難解な方に向かうので

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