世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.09]Sergio Verdinelli セルヒオ・ヴェルディネリ インタビュー

文●本橋みきえ a.k.a ぐーすか text by MIKIE MOTOHASHI ─ 全ては1本の電話から始まったんだ ─  セルヒオ・ヴェルディネリと聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれない。しかし〈スピネッタの最後のバンドのドラマー〉として、特に2009年の6時間にも及ぶライヴ映像をご覧になった方には特に印象に残っているのではないだろうか。彼はスピネッタのアルバム『Pan』『Un Mañana』に参加しており、今や多くのミュージシャンから引っ張りだこの人気ドラマー

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[2019.09]マリアーノ・フェラーリ サポートはクリバスの面々。 クリバスの寡黙なベーシストが放つ知的な「歌」のアルバム。

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO photo by Florencia Alonso  饒舌なメンバーが多いクリバスの中でひたすら寡黙ながらその言葉の一つ一つに知性を感じさせるマリアーノ・フェラーリ。クリバスのベーシストとして知られるその彼がリーダー作を発表し、その腕の片鱗を確かに見せてくれた。 ▲ ── クリバスのベーシストとして知られているので、サウンドの方向性に驚かれる方も多いと思います。作曲の際どういったものに配慮しましたか。 マリアー

[2019.09]10月、春のパラナへ

文/ 写真●中正美香 text and photo by MIKA NAKASHO  ブエノスアイレスを出たバスがロサリオを超える辺りから窓に見える緑がぐんと増え、パラナに到着するころには鮮やかなピンクの花を咲かせたラパッチョの木がカラフルな春の景色を見せてくれる。上流の土が溶け込み河面が茶色いパラナ河は、内海のように広くゆっくりと流れ、オレンジの夕陽を美しく映す。その河を愛するパラナっ子。ここは音楽の師を求めて移り住み、そのまま暮らし始める音楽家が集う町。とくにギタリス

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[2019.09]わたしが影響を受けた フォルクローレの名盤 Alfonso Alcoleas

アルフォンソ・アルコレアス ● リオネグロ州出身のベーシスト、作曲家、編曲家。イカルマのリーダーで『icalma』 (2017)、『Para animarlas pasiones』(2019)をリリース。マルティン・スエ―、アラン・プラクタ、ニコラス・ガッジェーロとともにタタディオスを結成し、2 枚のアルバムをリリースしている。ディノ・サルーシ、リリアナ・エレーロ、ペテコ・カラバハル、J.P. バルボーサらとレコーディング。サンマルティン大学でディノ・サルーシのアンサンブルの

[2019.09]わたしが影響を受けたフォルクローレの名盤 Candelaria Zamar

カンデラリア・サマール ● 1986 年コルドバ生まれの作曲家・歌手・ピアニスト。2014 年にファーストアルバム『Un vaso de agua』をリリース。オーガニックかつ電子的な音を共鳴させ、様々な表現方法を模索。2019 年にはロラパルーザフェスティバルに出演。7 月にデジタル配信で『Una linterna』(2019)をリリース。ホルヘ・ドレクスレル、モノ・フォンタナ、エスペランサ・スポルディング、メリーナ・モギレフスキーらと共演を果たしている。 DUO SAL

[2019.09]わたしが影響を受けた フォルクローレの名盤  Andrés Pilar

アンドレス・ピラール ● 1981 年生まれ。ピアニスト、作曲家、編曲家。『Danza』(2009) をリリース後コンスタントに作品を発表。ラミーロ・ガジョ、エルネスト・メンデスとの『Genealogía』(2013) が高い評価を得た。2017 年に結成した自身のグループ Don Olimpio(ドン・オリンピオ)では、『Dueño no tengo』(2017) がその年のガルデル賞にノミネート。フアン・キンテーロ、サンティアゴ・セグレーとのトリオのアルバム『パティオ』で

[2019.09]わたしが影響を受けたフォルクローレの名盤 Federico Arreseygor

フェデリコ・アレセイゴル ● ラ・プラタ市出身のピアニスト、作曲家。ヒラルド・ヒラルディ音楽院、ラ・プラタ大学芸術学部にて、「ハーモニー、対位法、音楽形態論」をテーマに博士号を取得。ラテンアメリカのポピュラー及びフォルクローレ音楽の研究に従事。カラコル、マヌエル・ガルシア、シルビア・イリオンドの演奏家、編曲家としても活動。現在はペドロ・アスナールとのツアーを中心に据える。最新作にマリアーノ・カンテーロ、オマール・ゴメスとのトリオで『Todonosepuede』(2018)。

[2019.09]わたしが影響を受けたフォルクローレの名盤 Mariano Cantero (Aca Seca Trio)

マリアーノ・カンテーロ ● パーカッション奏者、ラ・プラタ市ヒラルド・ヒラルディ音楽院講師。アカ・セカ・トリオ、スナヘール・カンテーロ、ラ・ボンバ・デ・ティエンポ、トリオ・ファミリア、リリアナ・エレーロ・グルーポなど多くのグループで演奏を重ねる。2019年8 月にスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドにてアカ・セカ・トリオとして再来日。 CONDOMÍ, SNAJER, GUEVARA『DE LOS TRES』2003 年

[2019.09]わたしが影響を受けたフォルクローレの名盤 Nadia Larcher

ナディア・ラルチェル ● カタマルカ出身の音楽家。アンダルガラー生まれで、ブエノスアイレス在住。ドン・オリンピオ、プロジェクト・パト、セラ・アレボルに歌手として参加。現在上記2グループのセカンドアルバムを録音中。アンドレス・ベエウサルトとのデュオ、ミカエラ・ビタとノエリア・レカルデとのトリオを現在結成準備中。 LILIANA HERRERO『RECUERDOS DE PROVINCIA』1999 年

[2019.09]わたしが影響を受けたフォルクローレの名盤 Pablo Juárez

パブロ・フアレス ● アルゼンチン・ロサリオ出身のピアニスト・作曲家。サンタフェ州に流れる パラナ川河岸の風景と、 そこで見られる鳥たちの様子からインスピレーションを得た作品『 Solo Piano - El Amanacer De Los Pájaros』(ソロピアノ - 鳥たちの夜明け)をハンモックレーベルより2018 年にリリース。 EDUARDO LAGOS & OSCAR ALEM『PIANISSIMO』2007 年