世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.01]Best Albums 2020 ❶

●圷 滋夫

[2020.12]宇戸裕紀【特集 私が選ぶラテンアメリカの本】

選・文●宇戸裕紀  遠くにある異国のあり方を深く知るためには多くの手段がある。ニュース、外国語会話学校、旅行、留学、料理、音楽、文学、映画…どれもがその国の側面を映し出しているが一つだけでは不充分だ。そのいくつかをバランスよく摂取することでお互いが補完しあって、生き生きとした経験…

[2020.08]歌に宿る 映像的ポエジー フアナ・ サリエス【無料公開記事】

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[2020.08]若手オルケスタの台頭にみるタンゴの復興

文:西村秀人(PaPiTa MuSiCa)&清川宏樹&宇戸裕紀  ここ15年ほどタンゴの若手ミュージシャンを中心としたオルケスタ編成の楽団(ここでは6人編成以上とする)の活動が目立っている。(以下本稿でオルケスタ・ティピカをO.T.と省略する)  それ以前、仕事場の制約などによる経済的な理由から大編成…

[2018.02]ルイス・アルベルト・スピネッタ─音楽と詩

文●ニカンデル・ミッコネン 監修●宇戸裕紀  自らを形容することを凡庸といって避けたが、ルイス・アルベルト・スピネッタは「詩的(ポエティック)なミュージシャン」としてアルゼンチンロックに詩の力を注入し、独自の世界を築いた。2012年に62歳の若さで亡くなりながらもその詩と音楽から影響を受…

[2019.06]メキシコ出身のスター・シンガーソングライターに 日本メディア初インタビュ…

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO, Photo by Ivonne Venegas  メキシコで知らない人はいないシンガーソングライター、フリエタ・ベネガス。メキシコ人らしい天性の人懐こさに、大の読書家というアングロサクソン的な理知的な顔が入り混じる。現在ブエノスアイレス郊外の閑静な住宅街サンイシドロ…

[2019.06]現代フォルクローレ界最高峰の女性歌手リリアナ・エレーロ最新作 『Canción…

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO  フィト・パエス ── チャーリー・ガルシア、ルイス・アルベルト・スピネッタ、グスタボ・セラティらと肩を並べるアルゼンチンロック史における最重要人物。その盟友でアルゼンチンフォルクローレ界の重鎮リリアナ・エレーロによる新作はなんとフィト・パエス集…

[2019.04]平成のワールドミュージック ④平成16年〜平成20年

●平成16年(2004年) ◆中華圏全体に愛されるジェイ・チョウの最高傑作 『ジェイ・チョウ/七里香』  平成を代表する中華圏のアーティストとして多くの人がジェイ・チョウを挙げるだろう。それほど圧倒的な力を持つ存在。例えば、彼の曲が学校の教科書に載っているとか、中国で30社以上のCMに出…

[2019.09]マリアーノ・フェラーリ サポートはクリバスの面々。 クリバスの寡黙なベ…

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO photo by Florencia Alonso  饒舌なメンバーが多いクリバスの中でひたすら寡黙ながらその言葉の一つ一つに知性を感じさせるマリアーノ・フェラーリ。クリバスのベーシストとして知られるその彼がリーダー作を発表し、その腕の片鱗を確かに見せてくれた。 ▲ ─…

[2020.03]カロリーナ・ペレリッティ インタビュー

文と写真:宇戸裕紀 Text & Photo by Hironori Uto  その栗色の瞳を直視すると吸い込まれそうになる。タダモノではない。ルイス・アルベルト・スピネッタの最後のパートナーとしてアルゼンチンでは知られるフォルクローレ歌手カロリーナ・ペレリッティ。モデル・女優として活躍した後、幼い頃から秘…