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[2021.05]岸和田 仁【特集 私の好きなブラジル映画】

[2021.05]岸和田 仁【特集 私の好きなブラジル映画】

選・文●岸和田 仁 本エントリーは、5/26(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  シネマ・ノーヴォにコミットした映画人の戦列に最若年者として参加したのがカカー・ヂエゲスであったが、1999年の月刊誌記事で「僕は世界を考えている映画人だ。僕は君たちが土曜日の夜にでもヒマを潰すための映画を作るのではない」と語っていた。初来日した同監督に、筆者が直接インタビューした時(2003年)も、「今も僕の考えは変わっていない。世界のこともブラ

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[2018.06]ブラジル映画界の巨匠 ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス、死去

[2018.06]ブラジル映画界の巨匠 ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス、死去

文●岸和田 仁 texto por HITOSHI KISHIWADA  巨匠ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスが、4月21日、永眠した。享年89歳。死因は肝臓ガンによる多臓器不全であった。  同日夕方のTVニュース番組ジョルナル・ナシオナルは、放送時間の3分の1以上費やして詳しく報道し、ブラジルの主要新聞も翌22日特集で追悼記事を掲載していた。欧米主要紙(ニューヨークタイムズ、ザ・ガーディアンなど)でも「シネマ・ノーヴォの父」について深みのある長文追悼記事が掲載されてい