文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA
今回は前回に引き続きパリの不動産事情。我々の「エレベーター、キッチンはガスコンロ、暖房はセントラルヒーティング、湯船があり、陽の光が入り、そして静かである事」という厳しい条件に合致する物件に出会える…
[2020.01]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第24回 クローディネット…
文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA
「ブエノスアイレスの灰色の男」...人は彼のことをそう呼んだ。タンゴの作詞家ではなく、あくまでブエノスアイレスの詩人だった。フリアン・センテージャの決して多くはないタンゴ作品は一定のスタイルを持たないが、なぜか印象深い。
ブエノスアイレス…
[2020.01]対談 ジョアナ・ケイロス×角銅真実 日本とブラジルのふたりの才女の出会い
文●編集部 text by LATINA
繊細でありながら芯の強さを感じる点で共通点のあるブラジルのジョアナ・ケイロスと日本の角銅真実。
ジョアナ・ケイロスが来日中に、二人の対談が実現。Festival de FRUEではお互いの生演奏に触れ、ジョアナのソロコンサートにも訪れた角銅さん。角銅さんの新譜のリ…
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[2020.01]仁詩 タンゴの枠を飛び越え、
多彩な表現で魅せるバンドネオン奏者
文●渡部晋也 text by SHINYA WATABE
楽器の中にはジャンルと対にされやすいものがある。ドイツ生まれの蛇腹を持った楽器、バンドネオンなどはその最右翼だろう。タンゴにはバンドネオン。バンドネオンの音色があってこそのタンゴと言われることに別段の不都合はない。ただバンドネオンでもっと色…