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世界の音楽情報誌「ラティーナ」

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#ラティーナ2020年1月号

[2020.01]2019年ベストアルバム(徳永伸一郎)

●徳永伸一郎 プロフィール●理系大学教員兼音楽ライター。大学から文化を発信するネットワークを拡げたいと思います。協力者求む。

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[2020.01]2019年ブラジルディスク大賞 関係者投票(西島浩一郎)

●西島浩一郎プロフィール●福岡のLOVE FM国際放送プロデューサー / 博多ボサノヴァ奉行としてライブ制作やDJも行う。ボサノヴァレコードの収集家。福岡のコモエス今泉で「木曜のエスコーラ」主宰。

[2020.01]2019年ブラジルディスク大賞 関係者投票(宿口 豪)

●宿口 豪プロフィール●Bar Blen blen blen店主/ 渋谷マークシティ裏のブラジル酒場店主。音楽、サッカー、カイピリーニャ。ワイワイやってます。 www.barblenblenblen.jp

[2020.01]島々百景 #46 紀伊半島

文と写真:宮沢和史

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[2020.01]ブラジルフィールドワーク #20 ファヴェーラの呼び名

これって差別用語?  何年か前からよく耳にする言葉がある。「今はファヴェーラじゃなくてコムニダーヂって呼ぶんだよね」。この言い換え、新聞やテレビニュースの中では結構前から進んでいるし、会話中に口にしてからあわてて「使っちゃダメなんだった」と取り消す人もいたりして、そのたびになんだか違和感を感じている。  コムニダーヂは英語ならばコミュニティで、地域社会や共同体を意味する。何らかの性質を共有する人の集合体を表す言葉であり、「何の」の前置き無しでは漠然としすぎて意味が通らない。

[2020.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #236】 アフロ・アーバニティ 〜エレクトリック・アフロキューバン ジャズ プロジェクト〜

文●岡本郁生  アフロ・アーバニティ。なんて素敵な響きなんだろう。  アフロとアーバニティ(都会らしさ)……この一見相反する言葉を大胆にもくっつけてしまったこのセンス。それはまるで不意打ちのように現れ、いきなり眩暈を覚えさせた。その言霊にクラクラしながら音を聞いてみると、アフロ・キューバンのサンテリアやルンバのプリミティヴなサウンドにエレクトロニカが巧妙に絡みつき、パラレル・ワールドのアフロ・キューバ音楽かのごとく、心地よい違和感を感じさせながらもナチュラルに染み入ってく

[2020.01]ジャルダンの片隅で〜五十路エイリアン在仏記〜 第4回「パリの家探しは難儀なり(後編)」

文●中島ノブユキ(音楽家)text by NOBUYUKI NAKAJIMA  今回は前回に引き続きパリの不動産事情。我々の「エレベーター、キッチンはガスコンロ、暖房はセントラルヒーティング、湯船があり、陽の光が入り、そして静かである事」という厳しい条件に合致する物件に出会えるのか?

[2020.01]【連載】タンゴのうた 詩から見るタンゴの世界 第24回 クローディネット~ラ・ビ・ジェガール

文●西村秀人 text by HIDETO NISHIMURA 「ブエノスアイレスの灰色の男」...人は彼のことをそう呼んだ。タンゴの作詞家ではなく、あくまでブエノスアイレスの詩人だった。フリアン・センテージャの決して多くはないタンゴ作品は一定のスタイルを持たないが、なぜか印象深い。  ブエノスアイレスを身にまとって生まれてきたかのようなフリアン・センテージャだが、実は生粋のイタリア人、1910年パルマ県のボルゴ・バル・ディ・ナロの生まれ、本名はアムレト・エンリコ・ベルジ

[2020.01]対談 ジョアナ・ケイロス×角銅真実 日本とブラジルのふたりの才女の出会い

文●編集部 text by LATINA  繊細でありながら芯の強さを感じる点で共通点のあるブラジルのジョアナ・ケイロスと日本の角銅真実。  ジョアナ・ケイロスが来日中に、二人の対談が実現。Festival de FRUEではお互いの生演奏に触れ、ジョアナのソロコンサートにも訪れた角銅さん。角銅さんの新譜のリリースに向けて作業が行われていた都内のスタジオで、二人にじっくりと互いの音楽について語りあっていただくことができました。(取材協力:ユニバーサルミュージック、スパイラ

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[2020.01]仁詩 タンゴの枠を飛び越え、 多彩な表現で魅せるバンドネオン奏者

文●渡部晋也 text by SHINYA WATABE  楽器の中にはジャンルと対にされやすいものがある。ドイツ生まれの蛇腹を持った楽器、バンドネオンなどはその最右翼だろう。タンゴにはバンドネオン。バンドネオンの音色があってこそのタンゴと言われることに別段の不都合はない。ただバンドネオンでもっと色々な音楽を奏でても構わないはずだ。僅かにそれを実践するアーティストもいるが、それは圧倒的に少数だ。 「仁詩 Banda Nova」撮影:渡部晋也  バンドネオン奏者仁詩のトリ

[2020.01]メストリーニョと、 サンフォーナの普遍的サウンド

文●ヂエゴ・ムニス text by Diego Muniz  ブラジルで最もポピュラーな楽器のひとつであるサンフォーナ。その歴史は、ルイス・ゴンザーガ、ドミンギーニョス、シヴーカやエルメート・パスコアールといった北東部の偉大な音楽家とリンクしている。アーティスト達により、アコーディオンは大衆から批評家まであらゆる者の心を掴み、クラシックとポピュラー音楽の間の壁を壊し、MPBの繁栄にも多大なる貢献をした。  新世代のミュージシャン達は、数々の偉人が描いてきた道をたどるだけで

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[2020.01]ニコラス・エンリッチ(キンテート・グランデ バンドネオン奏者) インタビュー

文● 清川宏樹 text by HIROKI KIYOKAWA  タンゴファンにとって年に1度の大きな楽しみである民音タンゴシリーズも、本年で51回目を迎える。毎年アルゼンチンを代表するアーティストが来日し、演奏、歌、そしてダンスからなる「総合芸術」としてのタンゴのステージを届けてくれるが、来日する演奏陣は、巨匠率いるオルケスタから、来日を重ねるお馴染みの楽団、そして若手率いる気鋭のグループまで毎年様々だ。本年の演奏陣であるキンテート・グランデは、まさにブエノスアイレスの今

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[2020.01]「昔の人が積み重ねてきたことって深すぎます」 〜箏奏者・杉浦充にきく〜

文●松村 洋 text by HIROSHI MATSUMURA  世界各地のさまざまな音楽を聴くが、日本の〝純邦楽〟とはなじみが薄いというかたが、本誌読者にはけっこう多いのではないだろうか。生田流箏曲〈峰と海の会〉を主宰する杉浦充の新作『琴が奏でるおめでたい調べ〜令和、美しき時代に〜』は、そんなかたにも親しみやすいアルバムだ。十三絃の箏に大型の十七絃箏や二十絃箏も加えた編成で、杉浦の自作曲のほか小学唱歌「春が来た」や長唄の「元禄花見踊り」など、誰もが耳にしたことのある曲が

[2020.01]フィッシャーマンズ・ソング 〜コーンウォールから愛をこめて〜

文●圷 滋夫 text by SHIGEO AKUTSU  イギリス映画には、労働者階級の名もなき人々が力を合わせ、皆で奮闘しながら1つの目標を達成するという、お家芸とでも言うべきカタルシスを持った作品が多く存在する。例えば少し考えただけでも『ブラス!』(96)や『フル・モンティ』(97)、『パレードへようこそ』(14)などの名前が思い浮かぶが、これら3作品の登場人物たちの心を奮い立たせるのはいずれもワクワクするような音楽であり、厳しい状況を絶妙なユーモアを交えながら温かな