世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2018.02]ルイス・アルベルト・スピネッタ─音楽と詩

[2018.02]ルイス・アルベルト・スピネッタ─音楽と詩

文●ニカンデル・ミッコネン 監修●宇戸裕紀  自らを形容することを凡庸といって避けたが、ルイス・アルベルト・スピネッタは「詩的(ポエティック)なミュージシャン」としてアルゼンチンロックに詩の力を注入し、独自の世界を築いた。2012年に62歳の若さで亡くなりながらもその詩と音楽から影響を受けていないアルゼンチンのアーティストはいないといっても過言ではない。日本ではメロディーや音楽の独創性が注目されているが、スピネッタに言わせれば、音楽と詩は陰と陽のように補完し、お互いに欠か

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[2019.04]平成のワールドミュージック ④平成16年〜平成20年

[2019.04]平成のワールドミュージック ④平成16年〜平成20年

●平成16年(2004年) ◆中華圏全体に愛されるジェイ・チョウの最高傑作 『ジェイ・チョウ/七里香』  平成を代表する中華圏のアーティストとして多くの人がジェイ・チョウを挙げるだろう。それほど圧倒的な力を持つ存在。例えば、彼の曲が学校の教科書に載っているとか、中国で30社以上のCMに出ているとか、中国中央電視台の大晦日特番で彼が出た瞬間視聴率が95.6%だった……など枚挙に暇がない。映画の世界でも俳優・監督などで大活躍。が、なんといってもジェイの成功は音楽に始まる。

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[2018.12]kotringoアルゼンチンに舞う
スピネッタからのLove Letter

[2018.12]kotringoアルゼンチンに舞う スピネッタからのLove Letter

文●宇戸裕紀 text by HIRONORI UTO  ルイス・アルベルト・スピネッタのキーボード奏者を務めたクラウディオ・カルドーネからスピネッタの元に、ある日本人ピアニストの音源が届いた。彼女の名はコトリンゴ。80年代から聴き続けて尊敬している坂本龍一から高く評価されているのをクラウディオが知り、スピネッタの元へ届けられたことでこの物語は始まった。  2012年にこの世を離れるまでの数年間、スピネッタは自宅のスタジオでレコーディングが終わると友人たちと一緒にコトリン

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