世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.04]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り9】 歌がつなぐ奄美と八重山−騒ぎ歌《六…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  八重山には《六調節》(さまわ)という歌が伝わっている。これは、奄美諸島で盛んに歌い踊られる《六調》が伝わったものといわれている。奄美諸島北部の島々では、タネオロシ(餅貰い)などの祭や八月踊り、また様々な宴席の最後に必ずとい…

[2021.03]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り8】 沖縄の浜下り行事 −祓い清めと女の遊…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  3月になってずいぶん寒さも和らいできた。沖縄では旧暦の3月3日にハマウリ(浜下り)と呼ばれる行事が行われる。昨今の沖縄では、「ハマウリって、ビーチパーリ(ティ)ーのことでしょう?」とこたえる若者も多いようだが、ハマウリの本来…

[2021.02]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り7】 奄美大島の八月踊り −男女の歌掛けと…

本エントリーは、2/23(火)までは無料で読めますが、2/24(水)からはe-magzeina LATINA の定期購読会員の方が全文を読める記事になります。定期購読はこちらから。 文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  奄美大島では毎夏旧暦八月の初旬、夕暮れになると島のあちこちで太鼓を…

[2021.01]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り6】 宮古のクイチャー −伝統と創造の拮抗…

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[2020.12]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り5】 沖縄の綱引き −夏折目の統合・厄祓…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄の夏から秋にかけて各地で催される一大イベントとして、綱引きがある。人々が雄綱と雌綱を貫(かぬち)棒で固定し熱狂的に引き合うさまは地域毎に少しずつ様相が異なっていて、それぞれ独特の個性を発揮している。ここで、沖縄の綱引き…

[2020.11]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り④】 沖縄の巡遊芸人チョンダラー −沖縄…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  「チョンダラー」ということばで多くの人が思い浮かべるのは、沖縄の夏の芸能エイサーにおいて、顔を白塗りにしてバサー(芭蕉布)をまとい、滑稽な動作で主役の太鼓打ち達に絡んだり補佐したりする役柄のことだろう。しかし、このようなエ…

[2020.10]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り③】 沖縄のエイサー −若者の躍動するパ…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄の夏といえば、地域の若者達が大太鼓や締太鼓を叩きつつ、華麗なヘーシ(囃子詞)を交えて勇壮に踊るエイサーをまっさきにイメージする人は多いだろう。しかし今年は、沖縄各地でエイサーの太鼓の音が全く聞こえないという異常な夏を迎…

[2020.09]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り②】 沖縄の臼太鼓−シマを支える女性たち…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄各地のムラには、ウタキ(御嶽)と呼ばれる聖空間がある。夏の祭りの時期にそこを訪れるとガジュマルやクロツグ、アカギなどが生い茂った鬱蒼とした原生林の中から、紺色の絣の着物をまとった数十名の女性たちの厳かで格調に満ちた歌声…

[2020.08]【沖縄・奄美の島々を 彩る歌と踊り①】 沖縄の神行事−他界からのカミを迎…

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄の夏の風物詩といえば、若者が太鼓を片手に勇壮に踊り歩くエイサーや、地域の人々が東西に分かれて雄雌の綱を熱狂的に引き競う大綱引きがまっさきに思い浮かぶ。このように沖縄には、暑い夏の期間に多くの祭りが集中している。民俗学で…