世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.12]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑤】音楽と共に生きるアフリカ

[2020.12]【TOKIKOの 地球曼荼羅⑤】音楽と共に生きるアフリカ

文●加藤登紀子 ①アルバム『Tokiko Sky ─ 蒼空』  ここに大切にしている1枚のアルバムがある。  私が2000年、南アフリカでレコーディングしたアルバム『Tokiko Sky ─蒼空』。  このアルバムの中心メンバー、ベーシストのシブシソ・ヴィクター・マソンド、キーボード奏者テンバ・ムキゼ、ドラムのアイザック・ムチャーリーは、日本にも何度も招き、コンサートツアーやレコーディングをした。本当に素晴らしい音楽家で、かけがえのない友人だ。  そのディテイルは、ゆ

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[2018.02]アフリカ・ブラジル—— 神話的アフリカから現代のアフリカへ ——

[2018.02]アフリカ・ブラジル—— 神話的アフリカから現代のアフリカへ ——

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[2018.06]躍進する南ア・ジャズの最注目人物 プロデュース力に長けた
若き万能女性ピアニスト タンディ・ントゥリ

[2018.06]躍進する南ア・ジャズの最注目人物 プロデュース力に長けた 若き万能女性ピアニスト タンディ・ントゥリ

文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA  南ア・ジャズシーンで突出した才能を発揮する若き女性ピアニストのタンディ・ントゥリが2作目のソロアルバムとなる2枚組のニューアルバム『Exiled』を発表した。プロデュース、アレンジも彼女自身の手によるもの。彼女の美しい歌声とピアノの音色が、高度な器楽アンサンブルに絡まり1つの豊かなアコースティックな音像となる。彼女の声がのることによって生まれる手作りの質感は、このアルバムが、他の現代の凝ったアレンジのジャズ・ア

[2018.06]特集:南アフリカの現代ジャズ 〜南ア・ジャズの新たなる黄金期の到来/ディスクガイド

[2018.06]特集:南アフリカの現代ジャズ 〜南ア・ジャズの新たなる黄金期の到来/ディスクガイド

1994年のアパルトヘイト廃止以来、どんどん盛んになってきた南アフリカの音楽シーン。ダンス・ミュージックのクワイトやゴムが国外からも注目を高めてきたが、今回の特集では南アフリカのコンテンポラリー・ジャズのシーンに焦点を当てたい。かつて「ケープ・ジャズ(Cape jazz)」と称され世界から注目された南アフリカのジャズ・シーン。今、その先端で、多くの世界に羽ばたくべき才能が、その才能を開花させ始めている。シーンの中で女性ミュージシャンが大いに活躍をしていることも特筆に値する。

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図

[2018.03]特集:アフリカ音楽の新しい地図

表紙の写真を撮影されたフォトジャーナリストの渋谷敦志さんに「アフリカ」と「地図」をキーワードに寄稿していただきました。 The United peoples of Africa 〜アフリカの新しい地図〜  アフリカ。そこから想像するものはなんだろうか。果てしなく広がるサハラ砂漠、サファリのライオン、あるいは貧困や紛争などネガティヴなイメージだろうか。普段からアフリカに接する機会が少ないほど、限定的な情報や偏ったイメージに囚われがちだ。

[2017.11]秘蔵写真〜フェラ・クティ没後20年

[2017.11]秘蔵写真〜フェラ・クティ没後20年

写真と文●酒井透 (写真上)シュラインのステージに立つフェラ・クティとエジプト80のシンガーとダンサー。完璧すぎるほど、すべてが一体となっていた。  1997年8月2日にフェラ・クティがこの世を去って20年という時が流れた。これが長かったのか短かったのか、良く分からないところがあるが、1996年12月にシュラインというコンサート会場で見たフェラのパフォーマンスは、アタマから離れようとしない。   レゴスの中心部から車に乗って1〜2時間くらいのところに位置している〝カラク