世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.10]カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』 翻訳刊行記念対談 国安真奈×宮沢和史

[2020.10]カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』 翻訳刊行記念対談 国安真奈×宮沢和史

 カエターノ・ヴェローゾが1997年に発表した著書 “Verdade Tropical” の邦訳版『熱帯の真実』がこのたびついに刊行された。1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語ったものであり、その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな序文を加えたものとなっている。  刊行を記念して、翻訳を担当したポルトガル語通訳・翻訳の第一人者、国安真奈さんと、トロピカリズモからも影響を受けた音楽家、宮沢和史による記念対談を行った。 カエターノ・ヴ

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[2020.09]【連載|ブラジル(と新宿)から世界を見る “ペドロスコープ”①】熱帯の真実の「明るさ」と「影」

[2020.09]【連載|ブラジル(と新宿)から世界を見る “ペドロスコープ”①】熱帯の真実の「明るさ」と「影」

文●ペドロ・エルバー ペドロ・エルバー(Pedro Erber) 哲学者、批評家。1975年リオデジャネイロ生まれ。現在は早稲田大学准教授。2019年まで米コーネル大学准教授。美術史ジャーナル「ARTMargins」編集者。アート、美学、政治思想、文学についての多くの執筆がある。主な著書に『Breaching the Frame: The Rise of Contemporary Art in Brazil and Japan』(14年 )。現在2歳の長男とゼカ・ヴェ

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[2012.01]カエターノ・ヴェローゾ&マリア・ガドゥ「ブラジルで最も愛されている2つの声」

[2012.01]カエターノ・ヴェローゾ&マリア・ガドゥ「ブラジルで最も愛されている2つの声」

文●花田勝暁 texto por KATSUAKI HANADA  コンサートのメイキング映像を見ていたら、こんな言葉があった。グローボ系のTV局ムルチショーの若い綺麗な女性インタビュアーが、カメラチームにインタビューする時の言葉だ。「この国で最も愛されている2つの声とのコンサートをディレクションするのはどうですか?」  ワイドショーのインタビュアー的に多少無責任なところもある発言だが、カエターノとマリア・ガドゥを「この国で最も愛されている2つの声」を称するのを、今の状況

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[2015.12]カエターノ・ヴェローゾ/ジルベルト・ジル デビュー50周年を記念した歴史的共演コンサート

[2015.12]カエターノ・ヴェローゾ/ジルベルト・ジル デビュー50周年を記念した歴史的共演コンサート

文●中原 仁 / 写真●本田大典 texto por JIN NAKAHARA / fotos por DAISUKE HONDA  大喝采に迎えられてステージに登場した2人は、拍手が静まるのを待つのももどかしげに、ギターを弾いて歌い始めた。  〝ロンドンにいた頃、僕は時々、ここからとても遠い自分を感じていた……〟  ジルベルト・ジルがロンドン亡命からの帰国直後に発表した「バック・イン・バイーア」。この曲でカエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルのコンサートがスタートし

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[2016.12]カエターノ・ヴェローゾが
「声とギター」のステージで魅了 〜モントルー・ジャズ・フェスティヴァル・ジャパン2016〜

[2016.12]カエターノ・ヴェローゾが 「声とギター」のステージで魅了 〜モントルー・ジャズ・フェスティヴァル・ジャパン2016〜

文●中原 仁 texto por JIN NAKAHARA 写真● KentaSuzuki / TaikiMurayama  毎年夏にスイスのレマン湖畔で開催され、今年で50回目を迎えたモントルー・ジャズ・フェスティヴァル。ジャズだけにこだわらない多彩なプログラムが特徴で、70年代後半からはブラジルの音楽家も定期的に出演し、ブラジル・ナイトは人気プログラムに定着している。  その日本版「モントルー・ジャズ・フェスティヴァル・ジャパン2016」が10月7日から9日までの3

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