世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.06]【傑作『CHICHIBU』リリース】笹久保 伸 1万字ロング・インタヴュー

[2021.06]【傑作『CHICHIBU』リリース】笹久保 伸 1万字ロング・インタヴュー

インタビュー・文●松山晋也 笹久保伸『CHICHIBU』  ギタリスト笹久保伸のニュー・アルバムがリリースされた。タイトルは『CHICHIBU』。生まれ育った秩父の文化や風土に徹底的にこだわってきた笹久保なれば、この正面きってのダイレクトなタイトルには逆に驚かされる。そして今作は、コラボ作なども含めたリーダー作としてはなんと通算30作目。経済的困窮を常日頃公言しつつも、創作意欲はまったく衰えを見せない。泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのごとく、作り続けることでしか生きられ

12
[2015.03]ホルヘ・ドレクスレル 本邦初インタビュー 【特集 とても話を聞いてみたかった人たち】

[2015.03]ホルヘ・ドレクスレル 本邦初インタビュー 【特集 とても話を聞いてみたかった人たち】

文●松山晋也 texto por SHINYA MATSUYAMA Fotos por Thomas Canet  未だ日本盤としてCDがリリースされていない重要音楽家の中でインタヴューしたい人は? と編集部から問われ、即座に挙げたのがホルヘ・ドレクスレルだった。熱心なファンは一部にいるものの、日本では今なお〝映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の主題歌「川を渡って木立の中へ」でアカデミー賞最優秀曲賞をもらった南米の歌手ね〟程度のうっすらとした認識で終わっている。実際

5
[2018.01]ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテ 世界を魅了する神秘の声

[2018.01]ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテ 世界を魅了する神秘の声

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

3
[2017.04]世界の音楽情報誌「月刊ラティーナ」創刊満65年記念|岸田繁(くるり)が選ぶワールド・ミュージック傑作アルバム65選

[2017.04]世界の音楽情報誌「月刊ラティーナ」創刊満65年記念|岸田繁(くるり)が選ぶワールド・ミュージック傑作アルバム65選

 世界の音楽情報誌「月刊ラティーナ」は、前身である「中南米音楽」から数えて、本号で 創刊から満65年となりました。  満65年号の特別企画として、結成から20年、日本の音楽シーンの第一線で活動し、主催する京都音楽博覧会でも積極的に世界中の音楽家を紹介されているグループ「くるり」の岸田繁さんに、「ワールド・ミュージック」の中からというリクエストで、オールタイム・フェイバリットを65枚選んでいただき、それぞれのアルバムにコメントをいただきました。更に、それぞれのアルバムに、書き

63
[2017.10]特集:これからの「ワールド・ミュージック」〜松山晋也の選ぶ「俺のワールド・ミュージック」

[2017.10]特集:これからの「ワールド・ミュージック」〜松山晋也の選ぶ「俺のワールド・ミュージック」

本号の「ワールド・ミュージック」を考える鼎談に参加していただいた高橋健太郎氏、松山晋也氏、吉本秀純氏の3氏に、ご自身が「ワールド・ミュージック」と考えている音楽の中から、近年の優れた作品を紹介してもらいました。 選・文●松山晋也 ① Irma Osno『Taki - Ayacucho』(2017年、ペルー) ●ペルーのアンデス山中のアヤクーチョ地方で生まれ育ち今は秩父で暮らすイルマ・オスノがケチュア語で伝承曲を歌った本作は強烈な純血性を誇示しつつ、同時にユニヴァーサルな

1
[2018.01]2017年ベストアルバム(松山晋也)

[2018.01]2017年ベストアルバム(松山晋也)

●松山晋也 音楽評論家 / 長年の懸案だった著書「ピエール・バルーとサラヴァの時代」(青土社)がようやく出ました。

[2017.12]特集 「視る」を楽しむ 美しい!面白い!ビジュアルから好きになる音楽(ワールドミュージック)

[2017.12]特集 「視る」を楽しむ 美しい!面白い!ビジュアルから好きになる音楽(ワールドミュージック)

あなたが「おもしろい」と思うアルバムジャケットはなんですか?あなたが「おもしろい」と思うミュージックビデオはなんですか? 石田昌隆 フォトグラファー 著書は『ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』『オルタナティヴ・ミュージック』『黒いグルーヴ』。 Dudu Tassa & the Kuwaitis『Dudu Tassa & the Kuwaitis』 (2011 | イスラエル) 今年最大の驚きは、オーセンティックなアラブ音楽が反映されている音楽は、エジプトでも

1
[2019.06]特集:美しい人 才女たちの奏でる唯一無二の音楽 〜松山晋也の選ぶ 女性音楽家の美しき50枚

[2019.06]特集:美しい人 才女たちの奏でる唯一無二の音楽 〜松山晋也の選ぶ 女性音楽家の美しき50枚

 月刊ラティーナ6月号の特集は「美しい人 才女たちの奏でる唯一無二の音楽」と題して、女性ミュージシャンにフォーカスします。  選盤記事では、揺るがぬ審美眼で多様なジャンルの音楽を長年に渡り深く愛好し、編集部が全幅の信頼を寄せる濱瀬元彦氏と松山晋也氏に、選盤をお願いしました。それぞれにオールジャンル、オールタイムのベスト50を選んでいただき、解説コメントをお願いしました。とても貴重なティスクガイドとなりました。  インタビュー記事では、以前からお話を聞きたいと思っていた女性

[2018.11]スウェーデンを代表する笛奏者
ヨーラン・モンソン

[2018.11]スウェーデンを代表する笛奏者 ヨーラン・モンソン

文と写真●松山晋也 text and photos by SHINYA MATSUYAMA  スウェーデンを代表する笛奏者ヨーラン・モンソンが去る5月に〈ヨーラン・モンソン・プロジェクト〉として来日公演をおこなった。これは昨年秋に本国で発売され大きな話題になったヨーラン・モンソン&フレンズ名義のアルバム『オール・ヤンサ』のお披露目公演でもあった。 『オール・ヤンサ』はスウェーデン伝統音楽界の伝説的な笛奏者オロフ・ヨンソン(通称オール・ヤンサ 1867〜1953)が演奏し

[2019.06]SEIGEN ONO interview

[2019.06]SEIGEN ONO interview

文●松山晋也 text by SHINYA MATSUYAMA  サウンド・エンジニア/ミュージシャン/プロデューサーとして活躍するオノセイゲンがコムデギャルソンのショーの音楽を担当し、ファッション界と音楽界の両方に衝撃を与えたのは、約30年前のことだった。その音楽をまとめた2枚のアルバム『コム デ ギャルソン セイゲン オノ Volume 1』(88年)と『同2』(89年)は、セイゲンの代表作として過去に何度も再発されてきたが、去る3月には日本コロムビアから改めてリリース