世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2019.09]【連載 TÚ SOLO TÚ#232】イレ(iLe)のニューアルバム『Almadura』で
表現されているメッセージ

[2019.09]【連載 TÚ SOLO TÚ#232】イレ(iLe)のニューアルバム『Almadura』で 表現されているメッセージ

文●岡本郁生  今年5月10日に発表されたイレ(iLe)のセカンド・アルバム『アルマドゥラ』は、まさに〝闘争〟というべき作品だ。  タイトルの『アルマドゥラ』は、ここではAlmaduraと表記されているが、本来のスペイン語ならばArmaduraで「鎧」という意味である。が、プエルトリコではこの「r」を「l」のように発音することがよくあるそうで、そうすると意味は「強い魂」となる。 「それは心を守るための殻のようなもの。Almaduraという言葉は私たちの勇気なのよ」 と

[2018.06]【連載 TÚ SOLO TÚ #218】プエルトリコを代表する、当代随一のサルサ歌手
ビクトル・マヌエル、最新アルバム『25/7』をリリース!

[2018.06]【連載 TÚ SOLO TÚ #218】プエルトリコを代表する、当代随一のサルサ歌手 ビクトル・マヌエル、最新アルバム『25/7』をリリース!

文●岡本郁生  プエルトリコを代表するサルサ歌手、ビクトル・マヌエルが、最新アルバム『25/7』をリリースした。  〝24/7〟といえば、1日24時間・週7日・休みなしに、という意味になるだろうが、ではいったい〝25〟とは? ……そう!1993年、アルバム『フスト・ア・ティエンポ』でデビュー以来、今年がちょうど25年になるのだ。これをモジっての『25/7』なのである。 アメリカフロリダ州、オーランドでのライヴポスター  93年といえば、マーク・アンソニーがサルサ界にデ

[2018.05]【連載 TÚ SOLO TÚ #217】東京スカパラダイスと共演!
プエルトリコの歌姫、イレ

[2018.05]【連載 TÚ SOLO TÚ #217】東京スカパラダイスと共演! プエルトリコの歌姫、イレ

文●岡本郁生  プエルトリコの歌姫、イレ(iLe)が先月末、突然の来日を果たした。  東京スカパラダイスオーケストラの最新アルバム『GLORIOUS』に参加した彼女は、3月28日に東京キネマ倶楽部で開催されたリリース記念プレミアムライヴにゲスト出演。アルバムに収録された自己の楽曲「テ・キエロ・コン・ブガルー」を共演し、途中で日本語詞を聞かせたばかりか、もう1曲、スカパラのレパートリー「縦書きの雨」では、なんと全編日本語詞に挑戦。素晴らしい歌声を聞かせてくれたのである。本当

[2017.04]【連載 TÚ SOLO TÚ #204】グラミー賞ベスト・ラテン・ロック・アーバン・
オア・オルタナティヴ・アルバム部門
イレがソロ・アルバムで見事受賞

[2017.04]【連載 TÚ SOLO TÚ #204】グラミー賞ベスト・ラテン・ロック・アーバン・ オア・オルタナティヴ・アルバム部門 イレがソロ・アルバムで見事受賞

文●岡本郁生  今月は、去る2月12日に発表された今年のグラミー賞で「ベスト・ラテン・ロック・アーバン・オア・オルタナティヴ・アルバム」を受賞したiLe(イレ)をご紹介しよう。  それにしても長ったらしい名前のこのカテゴリー、いったい何なのか? もともとは、1990年代半ばの“ロック・エン・エスパニョール”の盛り上がりを受けて1998年に創設された「ラテン・ロック/オルタナティヴ」というカテゴリーである。その直後の2000年にラテン・グラミーが始まり本家のグラミーにおける

[2020.04]【連載 TÚ SOLO TÚ 239】 快進撃止まらない バッド・バニー 〜社会問題にも向き合う若きアーティスト〜

[2020.04]【連載 TÚ SOLO TÚ 239】 快進撃止まらない バッド・バニー 〜社会問題にも向き合う若きアーティスト〜

文●岡本郁生  殺されたのはアレクサで、〝スカートをはいた男〟なんかじゃない(MATARON a ALEXA, No a Un Hombre Con Falda)  去る2月28日、ジミー・ファロンが司会をつとめる人気番組「ザ・トゥナイト・ショウ」に登場したバッド・バニーは、ニュー・アルバム『YHLQMDLG』を翌日にリリースすることを電撃発表したあと、パナマのレゲトン歌手セチを迎えて新譜からの「イグノランテス」を生演奏で披露した。4人のバンドでの人力レゲトン演奏をバック