世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.12]名盤で聴くウルグアイ音楽(Vol.2)

[2020.12]名盤で聴くウルグアイ音楽(Vol.2)

文●宇戸裕紀 Text By Hironori Uto  ラ・プラタ川。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスとウルグアイの首都モンテビデオを隔てる大きな川だ。日本人の感覚では対岸まで200キロ以上というのは大海だが両都市は同じ川の三角江(エスチュアリー)に位置する。川を一つまたいだくらいで音楽に大した違いはないだろうと思われるかもしれないが、ウルグアイ、アルゼンチンの音楽をごちゃ混ぜで聴いてみよう。「あ、これはきっとウルグアイだ」となんとなくわかることがある。アフリカ移民が

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[2020.11]名盤で聴くウルグアイ音楽(Vol.1)

[2020.11]名盤で聴くウルグアイ音楽(Vol.1)

文●宇戸裕紀 Text By Hironori Uto  中古レコードが高値で取引され、近年では70年代、80年代の音源が海外のレーベルから再発になるなどコアな南米音楽ファンに人気の高いウルグアイ音楽。レコードを手に入れなければ聴けないという敷居の高い音楽であったものがSpotifyなどで手軽に誰でも触れられる時代になった。にも関わらず名前の発音もあやふやなアーティストさえいるくらいで、残念ながら各アーティストが築いてきたキャリアについては知られていないものが多い。ウルグ

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