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[2021.10]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り15】 沖縄の豊年祭 −夏の節目を祝う祭り−
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[2021.10]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り15】 沖縄の豊年祭 −夏の節目を祝う祭り−

文:久万田晋(沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄では旧暦八月十五夜前後に、多くの地域で祭りが行われる。この祭りは「豊年祭」と呼ばれることが多い。しかし「豊年祭」とは、日本本土から伝わった言い方であり、沖縄で昔からあった呼び名ではない。この祭りは、いったい何のための祭りなのかについて考えてみたい。  まず祭りの名称についての方言呼称を見てみると、沖縄本島北部では村踊り、本島中部では村遊び、また宜野湾市近辺では廻遊び(数年に一度開催されることに由来)と呼ばれている。また沖縄本島

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[2021.01]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り6】 宮古のクイチャー −伝統と創造の拮抗−

[2021.01]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り6】 宮古のクイチャー −伝統と創造の拮抗−

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[2020.12]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り5】 沖縄の綱引き −夏折目の統合・厄祓・競合−

[2020.12]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り5】 沖縄の綱引き −夏折目の統合・厄祓・競合−

文:久万田晋(くまだ・すすむ 沖縄県立芸術大学・教授)  沖縄の夏から秋にかけて各地で催される一大イベントとして、綱引きがある。人々が雄綱と雌綱を貫(かぬち)棒で固定し熱狂的に引き合うさまは地域毎に少しずつ様相が異なっていて、それぞれ独特の個性を発揮している。ここで、沖縄の綱引きに見られる諸特徴を列挙してみよう。 (1)綱引きは夏の大きな節目、折目(おりめ)の時期に行う。地域によって旧六月、旧七月、旧八月十五夜などと決まっている。 (2)集落を東/西(あがり/いり)に分け

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