文●伊高浩昭(ジャーナリスト) ▼コロナ疫病COVID19猛威振るう ラ米最大のニュースは世界の他地域同様に、現在進行中のコロナ疫病「COVID19」の爆発的流行である。2020年12月半ばの時点で、世界最悪感染状況上位15カ国に、3位ブラジル、9位アルゼンチン、10位コロンビア、12位メキシコ、15位ペ…
文●伊高浩昭(ジャーナリスト) 2020年11月3日実施の米大統領選挙は7日、ジョセフ(ジョー)・バイデン民主党候補の当選が事実上確定した。共和党の現職ドナルド・トランプ候補は再選を阻まれた。ラ米諸国は全体としてバイデン当選を歓迎している。 トランプのラ米への関心は薄かった。大統領…
文●伊高浩昭(ジャーナリスト) 私は1967年3月1日、長距離バスでメキシコ市に到着、職業ジャーナリストになった。それから半世紀が過ぎた。私の記者生活とラ米取材はメキシコから始まったのだ。だが、そんな感慨に浸る暇がないほど忙しい。メキシコは今、北隣の巨人・米国の大統領ドナルド・…
文●圷 滋夫 Shigeo Akutsu “アメリカ”と聞いて思い浮かべるイメージは、人によって千差万別だろう。中でも“自由の国”が最も一般的だが、そこに差別や格差に対する悲痛な叫びを聞いてしまうのも確かだ。それでも映画に反権力の意思を示す自由がある事は、ハリウッドに数々の政治的な名作が存在…