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世界の音楽情報誌「ラティーナ」

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#ハワイ

[2022.7]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ㉔】 「楽園」の創造 ―ポリネシアのイメージと音楽文化―

文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授)  1891年フランスの画家ポール・ゴーギャン Paul Gauguin(1848-1903)は、「文明の影響から逃れるため」に、フランス領ポリネシアの中心地・タヒチに向かいました。しかし、その頃、すでにタヒチは南太平洋でも最も西洋化が進んだ地域でした。タヒチで制作した作品が売れず、滞在資金も尽きたゴーギャンは、フランスに帰国したもののパリの美術界で孤高となり、再びタヒチに戻って文筆活動をしました。  ゴーギャンは、かねてからマルケサ

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[2018.10]島々百景 #32 ハワイ諸島

文と写真:宮沢和史  今から17年前、NHKの単発のドキュメンタリー番組『はるかなる音楽の道 海を渡ったサウダーヂ』のナヴィゲーター役を務めさせていただことがあった。大航海時代にポルトガルが入植した国々、ブラジル、インドネシアのジャワ島、ハワイのオワフ島を続けて旅した事があった。かつて、ポルトガルが多くの有形無形のものをそれぞれの地域に持ち込み、同じく様々なものを持ち帰ることによって、お互いの文化に多大なる影響を与え、受け合ったわけだが、なかでもギターを持ち込んだことにより

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[2017.03]島々百景 #13 ハワイ

文と写真:宮沢和史  人にとって一番悲しい”別れの歌”ってどんな歌だろう…?  ふとそんなことを考えた。親との別れ……、子供との別れ……、兄弟との別れ……、特に〝死別〟というのは体験した者にしか分からない深く悲しい別れだろう。決して体験したくはない悲しみの極致である。しかし、例外なくすべての人間がこの悲しみを味わわなければならない宿命を背負っていて、どんなに強い肉体を得ようが、賢い脳みそを持とうが、事業で成功をおさめて経済力をつけようが、生まれてきた人間全員の未来にこの悲

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